モチベーションをあげることが最優先なのか
"モチベーション"より“プロ意識"
“気持ち“より“行動“
私は、チームの成果を上げるため
部下のモチベーションを上げることを最優先にしてきた。
部下の要望にはできる限り答え、労務管理も徹底。長期休暇も年に2回取得させるなど、
育児との両立や、別居婚にも配慮してきた。
他部者との調整や上長への説得などに奔走し
少しでも部下の働く意欲を高めたいと、汗をかく毎日だった。
しかし、モチベーションは上がるどころか
職場に甘えが蔓延。
部下の要望はますます強くなり、やりたい仕事しかやりたくないという、仕事に対する責任感が徐々に薄れていく危機感を覚えていた。
私は“モチベーション"が上がれば、自ずと
“プロ意識“が醸成させるものだと考えていた。
でも、実際は違う。
“プロ意識"を根付かせるためには、本人の“気持ち“を「学生」から「社会人」に変換させ
“行動“に繋げなければいけない。
それは
お金をいただいている、という自覚。
"好き"だけでは、ただの趣味。
そこに、
お金をもらっている"責任"があってこそ
“プロ"になれる。
この話を聞いて、私自身、いつのまにか、手段が目的になってしまっていたことに気づいた。
モチベーションを上げることが目的ではない。
成果を上げることが目的なのだ。
新入社員には、何度も研修で伝えたいと思う。
一方、凝り固まってしまった中堅社員の意識改革は、困難を極めると予想される。
新たな悩みの種。
私の管理職としての“プロ意識“が問われる。