私と踊り
この頃、とても気分が爽快。
不思議な感じもするけど、とっても心地いい♥️
昨日、パートナーとダンスの話題で盛り上がった。
私の人生でダンス、踊り、音楽はなくてはならないものであり、大きな憧れでもあります。
私がダンスを始めたのは14歳の時。はじめはバレエから始めました。
最初は週1回から、気づいたら週3~4回、高校2年、3年になると夏休みや冬休みは毎日週7日1日8時間、先生の後をついて電車や車で移動しながらずっとバレエ漬けの毎日でした。
それでも体型や筋力などの理由でトゥーシューズは履かせてもらえませんでした。自分で履こうと決めて、練習することもできたのですが、その時の私は言いたいことを言えない女子高生でした。
当時は様々なことを環境や人のせいにして、意固地になって、私はそれでいい!なんて我慢しながらも毎日練習に明け暮れてました。
何を目指すわけでもなく、ただひたすら踊る毎日。高校3年の頃にスクールが移動して、新しくストリートダンスのクラスも参加できるようになりました。
その後私はジャズやHIPHOPやタップダンスなど様々なダンスを習いました。
祖母が社交ダンスの講師をしていたことも大きな影響があったかもしれません。
ただ男性とのペアダンスにはとても抵抗があり、祖母にステップを教えてもらいながらは踊れても、当時社交の場で男性と踊るのはとても嫌悪感があったので習いには行きませんでした。
19歳から23歳くらいまでダンスから離れていた時期がありました。
その間、たまにふと「あ〜、踊りたいなぁ、またどこかにレッスン受けに行こうかな」と思うこともありましたが、結局は行動できずにいました。
ただ当時、ダンスから離れてもやっぱり踊りたい!っていう気持ちは変わらないんだなあと感じたのは今でも覚えてます。
その後、24歳の時にベリーダンスに出会いました。また10代の頃と同じようにはじめは週1日、気づいたら週3日、ベリーダンス教室に通うようになりました。
そして、29歳くらいの時にあるダンススタジオで講師をするようになりました。
私にとっては、子供の頃からの憧れのダンス講師。その時の私は、講師という仕事ができてとても嬉しかったし、これからもっと自分も成長して、生徒さんと一緒にダンスを思い切り楽しみたい!そんな想いでした。
はじめはダブルワークでしたが、思い切って会社員を辞めてダンスだけの仕事をすることを決めました。
すると新しいベリーダンススタジオを任されるようになりました。有難いことにスタジオの会員数も300名を超し、本当に多くの方と関わらせていただきました。当時はインストラクター養成コースもあったので、私以外の講師も9名くらいいました。
女性ばかりの職場。当然、いざこざは沢山ありました。結局私はオーナー社長との気が合わなくなり、約3年後に解雇されました。
全てを失ったような気持ちとダンスへの熱い想いとの両極端な気持ちが交差し、半分鬱状態のままでしたが、親からの叱咤もあり泣く泣く新しい職につきました。
そして、踊りたい気持ちだけを頼りに3ヶ月後には別のベリーダンススタジオに通い始めました。
その後再び、自分だけでベリーダンススクールをオープンさせました。
でも昔のようには生徒さんは来ず、結局スクールの入会者はゼロ。増えたのは借金と毎月のスタジオ代の支払いばかり。
情緒不安定な日々が続き、スクールは諦めました。
当時は自分の実力不足かもと、オーディションやコンテストに出たり、WSも行きまくったり、とにかくガムシャラに時間とお金を費やしました。ダンスだけじゃなく、身体のことをもっと知る為に解剖学を学んだり、ボディメンテナンスでヨガや水泳も毎週通いました。
おそらく当時ベリーダンスやそれら関連することに費やしたお金は数百万円以上は使っていたと思います。
自分のことよりダンスの衣装や化粧品、美容関係など、全てはダンスを踊る自分を観てもらいたいから。
だんだんと私はこの状況が無限に続くループのように感じてきました。
上手くなりたい、綺麗になりたい、そして1人でも私のダンスを観て元気になったって言ってもらいたい。。。
当然そんな想いは叶うわけもありません。
今思えばクレクレ星人👽ですよね笑笑😅
それで、そんな事を繰り返すうちに思ったのは、「なんで、私ダンスしてるんだろう」ってこと。
とにかく自問自答を繰り返しました。
本当にダンスだけ踊りたい。ただそれだけだったのが、沢山のことを考えすぎて、自分の目的が何だったのかさえ分からなくなるばかり。。。
気づけば私は独りでした。
ダンス関係の知合いは数多くいても、心から仲間として友達としてダンスを楽しめる人はダンスの講師時代に知り合った子1人だけ。
ダンス関連でつながっていた時は皆、お茶したりご飯食べに行ったり遊んでくれたけど、一度離れてしまうとメールなど既読スルーされることもしばしば。たまに連絡来たと思えば、ショーがあるので見に来てくださいというお誘いばかり。
私はとっても虚しい気持ちになりました。
ダンスしてようがしてなかろうが、私自身変わらない。結局何もなかったのと同じような気がしました。
踊ろうが踊ろまいが変わらないのなら、好きな時に好きなだけ、楽しく踊れたらそれでOKじゃんって気持ちになりました。
私には手も足も頭も心もある。しかもそれを動かすことができる。それでいいじゃん。
上手い下手って誰が決めるの?決めるのは自分自身なのかもって思いました。
その後私はあるショーを最後に、人前で踊るのをやめました。
有難いことにずっと連絡とれる生徒さんに、たまに個別でベリーレッスンしながら、私自身も楽しめる踊りとして、アルゼンチンタンゴなどを習ったり、サルサ踊りに行ったり、黒人の人が集まるバーとかで適当に踊りながら飲んだり、人とのご縁を感じる中でダンスすることを楽しんでました。
なぜ私が独りぼっちと思うようにまでなってしまったか、今振り返り考えると全て私自身の問題だと思いました。
私のコミュニケーション不足や人間関係の築けなさ。でもこれって、どんな事にも当てはまるのかなと思いました。
ダンスだけじゃなく、仕事や交友関係、恋人や友達とのやりとりなども全て自分自身が原因なんだと思います。
話は最初に戻りますが、パートナーとダンスの話しで盛り上がったと書きましたが、
私のパートナーは20年前に約5年間、ダンサーとして活動していた時があったそうです。
そんな彼は今、全くダンスを習ったりしていないにも関わらず、今でも沢山の人から踊って欲しい!というリクエストがたえない人でもあります。
本当に身内だから言いますが、彼のダンスは技術的には決して上手くないんです。それでも不思議と多くの人を引きつける魅力があります。
それで、彼にダンスをしていた頃の話を聞くと、彼は私とは真逆。
ぜーんぶ、人との関わりの話ばかり。
最初は誰々と組んで、その後○○があって、次に○○って人と組んで、、、、っていう話が永遠に続く感じ。笑
改めて彼のコミュニケーション能力の高さやダンスそのものを自分のモノにする力の大きさを知りました。👏👏👏
そんな話を彼から聞きながら、彼のダンスを観たりすると
「ダンスって何だろう」「人前で踊るってどういう事だろう」と
改めてそんな風に思わずにはいられない人です。私はそんな彼だとは知らずに出会い、今はパートナーでもあります。
ただ「踊りたい」。
それが私の場合、多くの人と関わることで、観てもらいたいとか、沢山の欲求が出てくるようになるのだと思います。
だからきっと、私は家で1人で何も考えずに好きな音楽に合わせてイェーイって踊ってるのが一番良いのかなって思います。笑
もっともっと自分で自分を満たせてあげられるようになったら、もしかしたら人前でも自由な私で踊れるようになるかもしれないです♡♡