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らぶほてるの想い出♡♡その②

「お願い、救急車呼んでー!」

えーーーーっ!(・ω・;#)
勘違いされるかも、、、と内心思いながらも
瀕死状態の友達が横にいる以上、呼ばないわけにもいかない💧


当時は携帯よりもまだまだ固定電話が主流の時代。
様々な気持ちが横切る中、とりあえずホテルの部屋の電話をとって外線で119を押す。


「火事ですか?救急ですか?」
という声が聞こえる。


「あ、友達が倒れちゃって、救急車呼んで欲しいってことなので、かけました、、、( ´•_•。)💧」


「場所はどこですか?!」


「あ、らぶほてるです……」


「はい??」


「ラブホテルです、、、( ´•_•ก)あ、ちょっと飲みすぎちゃって、友達が不整脈で、、、、💦」


「意識はありますか?とりあえず、場所をおしえてください!」


と、ようやく話が通じて
念の為ホテルの人にも救急車を呼びましたと連絡をした。


当時、最初のうちは
親友の女友達と一緒にらぶほてる暮らししていた。


友達は2週間東京にいて、2週間は名古屋にいるっていう生活だった。


友達がいない間は基本1人で過ごしていたから、たまに近所にご飯を食べに行ったりしたが、ほとんどはほてるでの生活だった。
帰ってくる時、カップルと同時にらぶほてるに入ることになりそうな時は、当然少し時間をずらしたり気遣いながら部屋に帰ったりしていた。


ほてるの管理人のおばちゃんもとってもいい人♡♡
おばちゃんの息子さんは隣でバーをやっていたけど、すっごく笑顔が印象的な素敵な息子さん。

そして地域のお祭りの日に街をあるけば、おいでおいでと色んな人が声掛けてくれて、お店をやってる在日韓国人の人たちがたくさん韓国料理やお酒を振舞ってくれて、すっごく楽しかった♡


そもそもらぶほてるに住むってことは
当時どんな仕事だったか察する人も多いとは思うが、場所は人情味溢れる素敵な下町。
そして私の友達はとってもホスト好き。
その子が東京にいる間、初めは2日に1回は近所のホストクラブに連れてかれた。


私は今も変わらずホストクラブは全く興味のない場所。当時お酒はあまり好きじゃなかったから、私は少しだけ飲んであとは適当に友達と話す感じで過ごしていた。


そのうちにホストクラブの付き合いも、週1回くらいになってきた頃。
いつものように帰ってきた友達の様子がおかしい。

「やばい、飲みすぎた。マジでヤバいかも、、、」


と、帰ってくるや否やベットに寝転がり、小刻みに震え始めた。。。。


そんな彼女だが、年齢は当時24歳。今思えば、めちゃくちゃ若くて可愛いかった時。
そのあと1年もしないうちに彼女とは絶交することになるのだが、そんな若さと美貌を振りまき男性を虜にしながら生きるタイプの彼女のことを、私は何でも話せる親友としてとっても好きだった。


救急車で運ばれて、翌日入院宣告されたのに
逃げるようにパジャマでその日に帰ってきた友達。
そんな無茶が通じる時代でもあった。20年くらい経った今はどうしているのだろうかと、たまにその子のことを考えてしまう。


後ほどよくよく聞けば、彼女は過去に肝臓を悪くしていて入退院を繰り返していたそう。
だから医者からはお酒はとめられていた。
そんな身体に鞭打って飲んだ仕打ちがこの結果。


今は彼女とは全く連絡をとらない関係になったが、
無事で生きていますようにと
心做しになんとなく思う自分がいる。。。


ちなみに、、、らぶほてるに救急車を呼んだのはあれ以来ない。



今となっては良き想い出♡♡



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