「オネアミスの翼」と息子と母
息子も、いい歳をした母も、小説もアニメもゲームも大好きである。
日々、読書とアニメとゲームに没頭する毎日である。
母は小中学生の頃、夜中になると親に見つからないように布団をかぶり、懐中電灯を持ち込んで、楳図かずおの「へび女」や花村えい子の「霧のなかの少女」などを隠れ読みするほど、少女漫画に熱中していた(≧▽≦)
結婚しても漫画好きは健在で、35歳で息子を出産するまでプチコミなんぞを買って読んでいたが、少女漫画はその頃からツンデレ系のエロ恋愛小説になり下がってつまらなくなったので購読をやめた。
息子が5歳の頃、ゲームボーイアドバンスを2台買った。
母は、幼い息子に収集したポケモンを分け与えながら、チャンピオンになるまで熱中していた。
息子が中学生になり、物無の先輩たちの影響で「ジョジョの奇妙な冒険」を読み始め、「げんしけん」にはまり、いつのまにかコミケに通い出し、すっかりアニメにはまってしまった。
注:息子はオタクと呼ばれることに少々抵抗があるらしい(笑)
ある日、『おれ、初めて観たはずなのに、オネアミスの翼をどっかで観た気がする』と言った。
その時、母はニンマリして、『ほら、これ❕』と「オネアミスの翼」や萩尾 望都の「11人いる!」のレーザーディスクを持ってきた。
実は、息子が物心つく前から、母は息子に「きかんしゃトーマス」や自分の好きなアニメを、日々観せていたのだった(笑)
息子がアニメ好きになったのは間違いなく母の責任であるが、残念ながらそのレーザーディスクたちは今、息子の父親の家にある。
息子の父親もかなりの漫画好きで、部屋の中にはコミックスが山になるほど積み上げてあったので、たぶん今もある(笑)