ピザ窯を手作りする実話。現在進行中のピザ窯週記2話。
たっぷりと、無駄に思えるようなことに時間とお金と労力をかけることが、とても大事なように思える。
そんなことに気づいたのが、今週のピザ窯にまつわる小話である。
自分のやりたいことって何だっけ?というのを頭だけで考えて、何度も何度もノートに書いて、理由を上げて、あーでもないとかこーでもないとかしていた時があった。その時間がダメな訳では無いし、そんな時期もあったなと思うくらいに思っている。
でも、そんなことをしていても見つからない、というか、そもそも見つけないといけないわけではない。
急に話が変わるが、私は今、ピザ窯を作ろうとしている。なんでそんなことをしているのか?と問われれば、「だって、作ってみたいと思ったんだもん。」と答える。
もちろん、自分がピザ窯を作って、ピザを焼いて、おいしいピザを食べてみたい!
という気持ちはあるし、
さらに、子どもたちと一緒にピザ窯を作ってみんなでピザを食べてみたら面白そうじゃん?と思っていて、子どもたちと一緒に、「大変だねー。」と「おいしいねー。」を共有したい。子どもたちの喜んでいる顔が見たい。という気持ちもある。
先週にピザ窯を作りたいと思い立ってから、先週末にピザ窯を作ってもよいと言ってくれるキャンプ場を見つけて、今週はさらに具体的にどんなピザ窯を作ろうかという話をした。
実は私、先週末から風邪をひいていて、今週は風邪によるひどい咳が続き、夜も十分に眠れない日々があった。それでもとにかくピザ窯作りをしたくて、暇さえあれば、ピザ窯のことを考えて、疲れたら休んで、みたいなことをしていた。
それで、昨日、今週にリサーチしてきたものを踏まえて、どんなピザ窯にしたいのかやどんな準備が必要そうなのかなどの話を進めることができた。先週末に引き続き、昨日もピザ窯の話を進めることを手伝ってくれた気心知れた友人にお礼を伝えたら、
「そもそも、ピザ窯つくろう!って言い出す人が居ないと、ボクもキャンプ場の人も動かなかったからね。
あなたのパワーはとても価値があるんだよ。」
って言われて
いつも自分が、「これやりたい!やってみたい!」と思って何かをやり始めるから、私にとっては普通のことというか、当たり前のことだったけれど、そうか、他の人から見たら、そうやって初めに何かをしたいと思って、周囲も結果的に巻き込んでやり始めてしまうことってとても価値のあることなんだと気づいた。
そして、振り返ってみたら、
「あれ?私って、自分のやりたいことやってるな。」「自分の好きなことって、こうやって、まだやったことのない何かをやってみたいと思って、それをやっていることや、その先に自分以外の誰か、とくに子どもたちと面白そうだから一緒にやろうよ!って誘って、やって、喜んでる様子を想像してわくわくしてしまうようなことなのかもしれないな。」
ということに気づいた。
こうやってもしかして自分は、こういうことをするのが好きなのかもしれないなということに、時間や多少のお金やその時点では無駄なような(私はピザ窯を作りたいと思った時に、無駄かもしれないなんて考えすら頭によぎらなかったが、真面目に考えるときにはあれ?こんなことしててもいいんだっけ?みたいに思ったときもなかったわけではない。)何かをやってみるをしてみたことで、これも先週末に引き続き、「結果的に」自分が好きなことってこんなことなのかも!ということに気づけた。
とうわけで、たっぷりと、無駄に思えるようなことに時間とお金と労力をかけることが、とても大事なように思えるのは、結果的に、自分の特異性や、自分の好きなことに気づくこともあるかもしれないからなんだなぁと、思った。
ピザ窯作りの進捗状況を報告
それではここから、
ピザ窯週記と書いてしまっているから、多少の進捗状況をお知らせしておきたい。
まずは、キャンプ場の人にピーマンみそをあげた。
すでにピザ窯の進捗状況ではないけれど、これも大事な要素なので。(笑)
あーでも、なぜこれが大事な要素なのかを書き始めたらまた進捗状況が書けなくなってしまうから、とりあえずまた今度書くことにする。(ごめん)
昨日は、主に、ピザ窯を作る場所の最終決定と、どんな形状のピザ窯が必要で、作るのにいくらくらいかかりそうかや、どこからどのように資材、とくに耐火レンガ(ピザ窯をレンガで作る時に必須な材料で、火に耐えられるレンガ)を入手するのかについて話をした。
私は、ピザ窯作りをしたことのない全くの素人なので、「ピザ窯 作り方」と入力してグーグルさんにお世話になった。調べてみると、素人でピザ窯作りをしている方々がけっこういるし、作り方を載せているサイトや動画もかなりあった。さすが、頼れるグーグルさん。まあ、作っているのは人間だけど。(笑)
さらに、「ピザ窯・パン釜の作り方」という雑誌まで購入し、基本的な作り方について学んだ。
一応これからピザ窯作りに挑戦する人のために、基本的な話をしておくと、ピザ窯の形状は耐火レンガで四角く囲っただけの四角型、四角型よりも優秀なかまぼこの形をしたかまぼこ型、かまぼこ型よりも優秀なドーム型の3種類があって、作り方によって一万円くらいから10何万くらいまでの幅がある。
ピザ窯を作るためには、まずはどんな形状のピザ窯にするのか、予算はいくらくらいかを考えて、整地、重量ブロックを積んで土台を作り、その上に好きな形状のピザ窯釜を作るという順序で進めていくことになる。
もう少し詳しくいえば、ピザ窯の形状とともに、ピザを焼くところと燃料を燃やしてピザ窯を高温にするところを一緒にした単層式にするのか、それらを別々に分けた二層式にするのか、また、ピザ窯に扉や煙突をつけるのかについても考える必要があった。
ちなみに詳しくは私が買った本を読んで見ると、より詳細がわかる。
そこら辺についても考えた上で、私は、かまぼこ型のピザ窯を耐火レンガで作ることに決めた。理由は、ピザを焼くときの熱効率がドーム型に近いかまぼこ型のほうが四角型よりもよいのと、でも初めからドーム型を作ることはかなり難しいというので、いいとこ取りができるからだ。というわけで、ピザ窯の形状を決めて、さらに、耐火レンガをどこから購入してくるのかを考えた。耐火レンガはホームセンターや通販で帰るのだが、いずれにしても送料が高額なので、できるだけ近くのホームセンターで購入して自分たちで運搬してくるのが良さそうだという話になり、キャンプ場に近いホームセンターで購入してくることになりそう。
とまあ、こんな感じでピザ窯作りの話を進めていったのである。
文章にすると、なんだか順調ピザ窯作りが進んでいるような印象を持たれるかもしれないが、というか、ピザ窯作りはきっと順調に進んでいるんだろうが
実は、さっきも書いたが、私は風邪をひいて咳が酷かったために、腹筋が筋肉痛になりその痛みに耐えていたり、キャンプ場の人にピザ窯作りを相談しに行った昨日は、その筋肉痛が肺や胸の部分にまで及んでいて、深呼吸や小さな笑いをしたときにはもう胸に激痛がはしるほどだった。だから、コルセットみたいなものを胸に巻いて、戦いにでも行くのか?と思うような状態で話をしてきたのである。(ここだけの話ね。)
というように、そんな、激痛という障壁を乗り越えて、ピザ窯作りが進んでいるというのが現実である。
「考えるは易く、行うは難し」というのはピザ窯を作る時に使うのかもしれない。
さて、次は実際にピザ窯作りを進めていく話ができそうだなあと思っている。
次回がどうなるのか、私にもわからない。
読者のみなさまはもっとわからない。(笑)
だからまた、報告します。