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ベイビーブローカー 私 映画を見に行くことへのトラウマ克服か?いや、公開早々映画を見に行けるようになったぞ!

見て参りました ベビーブローカー。
あの ティファニーブルー?グリーン?の色が印象的な差し色でした。なんだろこの色、今までの是枝作品と違うぞ!きっとまた 是枝監督のメタファーなんだろうなぁ。なんとなくわかったけれど。

それと、音楽がとてもステキ。ピアノと弦とでね、サントラ買っちゃおうかしらん。是枝さんは音楽も凝っている♪

ソンガンホ、ステキ。やはり いじりすぎてない顔はセクシーだ。生き様が表れるから!

さて 以下はネタバレ含みます



万引き家族同様 本当の家族と そうじゃない家族のコントラストや 子役のリアリティーあいかわらず。いつだって 少年が出てきますからね。

ただ、前回の『真実』から 是枝監督なら定番だった 入浴や調理のシーンがない。個別のシャワー後のシーンはあったけど。あとエンディングも違う。いつも上にパーンする感じで終わってたのに…あと長い横顔のシーンもなかったな…キアロスタミを彷彿させるような 長ーい横から撮るシーン。ないわ。そして父になるなんて かなり長い横のシーンあったなぁ。

ただ あの 施設の仲間と2人で海を見て話してたシーンは、万引き家族でスイミーの引用を出してきた あのシーン思い出した。さりげなく終わったけどね。あれも大事なシーン。もっかい見なきゃ!

それから新幹線の中
トンネルで暗くなる中で、核心を話したけど
電車の音で消されてしまうところとか
観覧車の中で 目を隠しながら話し続けるところとか、美しかった。見えなくなるたび、言葉が響いてくる。言ってほしい言葉が込み上げてくる。すごい演出だなと思った。

人は誰かに言ってほしい言葉がある。

ありきたりな演技や言葉ではなく 注意をそらした中で確信を言葉にしていくような演出にわたしは やられてしまったね。

マスク濡れたし。

なんていうか 本当のことは いつも見えなくて聞こえない そんな気がした だから必死で聞くんだと

あっちに行きそうになるとこっちへ
こっちへ行きそうになるとあっちへ そして 万引き家族もそうだけれど 取締る方 法律で裁く方の人間のほうが いかに無情であること 心なしで動いていることを 描くよね是枝さんは。決して感情に飲み込まれずに、淡々と描くところが好きだな。すごいと思う、私すぐ流されちゃうから…

不妊の理由を男性側にしたこと おもしろかったな

あの 雨が降るから 傘を持って行け 
といったら
あなたが傘を持って迎えに来ればいいでしょ

あのセリフ 染みたわぁ
私も持っていきなさいよ と 子供にいう側だったけど、私が持って迎えに行ってもいいんだよね

さすがよ 是枝監督!好きだわぁ!男として好きだ!(意味が違うか?)

実は私は 数年前に子供たちと 1/2の魔法を見た直後に父が入院し、母と仲が悪かった父に私は映画の余韻に浸るままなく病院へ呼び出され緊急入院手続きをしたり、この前も父の警察沙汰があり SING2を子供達と見ようと思ったら映画が直前で見れなくたったりして 実は映画を見るのが怖い。

今日も怖かった。映画が始まるまで軟便だったし、席に座ってもソワソワしてしまったし、前半もなかなか頭に入ってこなかった。全然関係ない着信が入るし、ほんと前半は意識が飛び飛び…

後半こそ集中してみれたけれど、出だしや前半はスマホが気になって仕方がなかった。

けれどもなんとか 見終わった。ほっとしたのか涙が出たよね…

しかし パラサイトに影響されたのか やたら雨が降る映画だった。スピルバーグもジュラシックパークでは 結構雨を降らす。映画監督は売れると雨を降らせがち?パラサイトなんか 雨雨水水だもんね。すっごいお金かかるんだって 雨のシーンってさ!

オープニングのシーン、赤ちゃんを赤ちゃんボックスに入れたのは 警察なんだよね。母親は赤ちゃんを下に置いただけ。この差は大きいよね…すごく大きい 社会がね…そうさせてると言うかね…

てか書いててわかった
雨の中 赤ちゃんを捨てた彼女に 傘を持って行かなかったのは 誰なんでしょうね?深い!深いよ是枝さん!傘かあ!

是枝監督 転換期に入ってたのね
そう感じる面もありました。前作の『真実』もだいぶいつもと違ったし。

でも私はやっぱり

是枝映画は 歩いても歩いても が1番好きです

あの 希林さんと阿部寛が ポツポツ歩いていくラスト そこに蝶が飛んでて。あのシーン好きだなぁ。

ところで一つ気がついたんだけど
私は 映画を見に行くことは悪いことだと思ってたんですね。

あーこっからはアダルトチルドレン とかそっちの話ね。

公開早々見に行くなんてできなくて、子供が見たいからとか、お金が余ったとか、たくさんの理由が必要だったし、理由があっても見に行かなかった。
どうせつまらないかもしれないのにお金を払うなんて無駄 そんなふうに思っていたり。
とにかく 何かしようとすると止める そんな生き方だったけど、今回はふらっと予約して 子供のことは夫にまかせて 映画に行ってきた。
子供が大きくなってきたってのもあるけど、週末に、しかも夜に 公開翌日の映画を自分だけ見てきた自分に ビックリ。
しかもイオンで見たからね、毎年恒例の 白Tシャツ 物色してきたし、白以外も買ったんだー。ここ数年白しか着なかった夏、ベージュに挑戦よー。大人のベージュよー!大人だから似合うんだから!

と 是枝監督同様 私も転換期に入っていたのでした!

ここまでお読みくださり ありがとうございました

ドバイより暑い国になりかけている日本
みなさまも お体に気をつけて この夏を乗り切りましょう


そして 傘を差し出せる 差し出してもらえる 傘がいっぱいになりますように☔️

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