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日本語って難しい
現代、様々な言葉が誕生しています。
私は正直ついていけていない状態で、
何がどういった意味でこの言葉が用いられているのかすら
分からない言葉が多々あります。
現在誕生している言葉もそうですが、
以前からある日本語でもなんです。
意外と知らない言葉の意味が有ることを知る機会がありました。
それについて
少し書いていけたらと思っています。
その一つが、<せいぜい>なんです。
漢字で書くと<精々>となります。
個人的にはあまり良い印象はもっていませんでした。
『三省堂 国語辞典』の〈せいぜい〉の項目は次の通りです。
①それ以上はないことをあらわす。多く見積もって。たかだか。関の山。
②(あまり結果を期待しないが)できるだけ。
③(古風)じゅうぶんに。
私の勝手な印象ではありますが、
よく使われるのは①、②の意味かと思っています。
ですので、
「せいぜい頑張って」なんて言われると、
ちょっとムッととしてしまいます。
ですが、③の意味は、
否定的に感じることはありません。
③の〈せいぜい〉には、
対象に対して精一杯努めることをもとめた言葉であるわけです。
私を含め、
若い世代の者たちには、耳遠い言葉であるように思え、
古風な感じがします。
〈せいぜい〉には
マイナス的な印象もあれば
プラスの意味合いをも有しています。
しかし、その両方の意味を
全員が知っているわけではないのです。
誰しもが使いうる言葉ではありますが、
一方的な面でしか使用せず、
もう片方の面の意味を忘れつつあるわけです。
新たな言葉が誕生する一方で、
充分に意味を理解してもらえない言葉も多々あると
思った今日この頃なのです。
その点からも調べることの重要さを
あらためて再確認したとともに、
身近なものに対しても
まだまだ知らないことが多く存在するのを
思い知らされた次第でありました。
それと共に、
言葉のおもしろさを思い知らされた瞬間でもあったのです。
そう思いますと、
いくつになっても
精進の日々が続いていくものであると
思ったわけです。