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はじめまして。 禅宗の僧侶として籍を持ち、また教職関係の職にも就いています。 此処では…

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はじめまして。 禅宗の僧侶として籍を持ち、また教職関係の職にも就いています。 此処では、備忘録や禅語など、可能な限り徒然なるままに書き記していけれぼと考えています。 目標としては、細く長くを目指して積み重ねていければと思っています。 よろしくお願いします。

最近の記事

中秋の名月

早いもので、九月ももう半ばを過ぎました。 しかし、日中は夏とさほど変わらない、 寧ろ、日差しがより強く感じる今日この頃であります。 ただ、朝夕は若干に涼しくなり、秋の訪れが近い気もします。 さて、今日は中秋の名月です。十五夜とも呼びますね。 月の満ち欠けとともに穀物が成長することから、 実り豊かな秋の収穫に感謝する意味があるそうです。 十五夜に御団子と厄除けのススキを 供える風習ができたのは江戸時代からだとか。 月見団子は、 穀物の豊作祈願、収穫に感謝して、 月に見立てて

    • 余り知られていませんが…

      今日は重陽です。 五節供の一つではあるのですが、 人日・上巳・端午・七夕と比べると あまり知られていないかもしれません。 菊の花をかざったり、菊を浮かべた酒を飲んだりして、 無病息災や長寿を祈願した日であります。 この行事は、平安時代に中国から伝わった行事です。 中国において、奇数は陽数とされ、縁起の良い数字とされています。 その陽が重なる日として、重陽と名づけられました。 しかしその一方で、陽数が重なると不吉なことが起こるとも考えられ、 邪気を祓う習慣もついたとされて

      • 白露

        先週、ランニング最中に トンボが多く飛んでいるのを見かけました。 今日もまだまだ暑い日ではありましたが、 徐々に秋が近づいてきているようにも思える景色でした。 さて、朝夕が随分と涼しくなってきて、 季節の移ろいゆくのを感じる今日この頃であります。 今日は二十四節季の白露です。 白露とは、 霜が降りて、白く輝くように見えることを意味しています。 朝日に照らされた露が光って見える風景を 白露と表現したのでしょう。 私が住んでいる地域では まだ朝露は見得ていませんが、 一昔前は

        • 地蔵盆

          今日は地蔵盆です。 近畿地方中心に行われている行事であり、 栃木出身の私にはなじみのない行事であります。 こどもの健やかな成長を祈願する日であり、 こどもが主役となる行事になります。 今回みた行事は、 お寺にお参りに来た親子が本堂で数珠を回しながらお参りし、 お参りが終わったらたくさんのお菓子をもらっていました。 他にも、お地蔵さんが祀っているお堂を巡り、 お菓子をもらう地域もあるとのことです。 なんだか、弘法さんみたいですね。 そもそもお地蔵さんは、 仏教での信仰対

        中秋の名月

          千燈供養

          千燈供養。 ネットで検索すると、化野念仏寺で行われている千燈供養がヒットします。 京都の化野という地域は、 古くは風葬の地としてありました。 近世になると、 鳥辺山とともに火葬の地として知らているかと思います。 私が今回参加したのは、 お地蔵さんの供養としての灯篭を灯す行事でした。 お地蔵さんの供養ということもあり、 子どもたち中心にお菓子が配られておりました。 お地蔵さんはこどもの守り仏ですからね。 さて、沢山の灯篭に火が灯された風景は 日が落ち切っていなかったとは

          処暑

          今日は処暑です。 処暑とは、暑さが終わるという意味があります。 暑さの峠が過ぎ、朝夕には涼しい風が吹き、 虫の声が聞こえるような時期になってきます。 ただ、少し前に比べてれば暑さは和らいだようにも思えますが、 まだまだ日中は暑さが残っています。 蒸し暑さもあり、いまだ熱中症警戒アラートの連絡が入ってきてます。 台風10号も上陸しそうな予報が出ています。 これから台風の時期にもなり、 まだまだ蒸し暑さが残りそうです。 夏の疲れも出やすい時期になります。 しっかりと食事をと

          帰省からの帰りに、川浦温泉山県館に来ました。

          帰省からの帰りに、川浦温泉山県館に来ました。

          精霊飾り

          早いもので8月16日、精霊送りの日となりました。 その地域特有の精霊送りの風習で、御先祖様を送っていることであろうと思います。 ただ、行っている本人は、今までやってきた送り方であり、何も変わった事がないと、思っている人もいらっしゃいます。 現代においては、古来の風習が少しずつなくなってきているものもありますので、 可能な限り続いて欲しいものであります。 私はそのような風習に興味があるので、 もし可能であれば、どのように精霊送りをしているか、 私に教えていただきたいところ

          立秋

          暦上、今日から秋ということになります。 実際は暑い日が続きますが、 ふとした時に秋の気配を感じられる日を迎えたいということでしょう。 また、この日から暑中見舞いから 残暑見舞いとなっても来ます。 少しずつではありますが、 変化も見られます。 一昔前は、お盆が過ぎると涼しくなり、 朝夕は過ごしやすい時間でありました。 夕立ちも多くありましたが、 近年はゲリラ豪雨や線状降水帯のニュースをよく耳にします。 昔と今とでは、 様々なことが変化してきています。 しかし、変わらず受け

          我逢人

          今日、久々に大学の友人から一枚の写真が送られてきました。 それは大学で部活をしていた時の監督とその教え子たちの様子でした。 今年三月に行われた報告会でお姿は見ているので、 然程懐かしさはないももの、 その光景をみると、当時の事を思い出します。 さて、部活の監督が用いてる言葉があります。 <我逢人(がほうじん)>という言葉です。 言うには、 私は沢山の子どもたち(選手)と出会い、多くを経験してきた。 彼等は四年間で私に多くの事を示してくれた。 勿論、卒業後も活躍し、中には監督

          百尺竿頭進一歩

          東京五輪から3年が経ち、 パリオリンピックが幕を開けようとしています。 東京五輪が終わり、選手たちはこのオリンピックの為に日々精進を重ね、現在に至っているものと思われます。 そして、今持ちうる力を充分に発揮出来るよう、 調子を調整し、大会に望むことでしょう。 それは、例え前回大会優勝したとしても、喜びはその日限りであり、翌日になれば新たな目標を掲げ、邁進していくことかと思われます。 禅の言葉に、〈百尺竿頭に一歩を進む〉という言葉があります。 百尺、つまり30メートルの竿

          百尺竿頭進一歩

          少しずつ書いていこうかと

          一年程放置していました。 その間に人前で話すこともありましたし、儀式にも参加するなど、色々と経験することがありました。 今後、少しずつ書き進めていこうかと思います。 とりあえず、明日アップできるよう、 自分に言い聞かせておきたいです。 それでは、 よろしくお願いします。

          少しずつ書いていこうかと

          師走

          時が経つのは早いもので、今年も残すところあと一か月をきりました。 ですが、外は紅葉が奇麗に見えており、 年末が違いという実感はまだないのです。 ただ、今日は少し寒く、体感では12月に入ったという気もしています。 さて、陰暦で12月を<師走>といいますね。 少し<シワス>の語源について、『日本国語大辞典』で調べてみると以下のような語源説がありました。 (1)経をあげるために師僧が東西を馳せ走る月であるのでシハセ(師馳)の義 (2)四季の果てる月であるところから、シハツ(四極

          備忘録②

          清浄華院は浄土宗大本山8ヶ寺の一つです。 室町時代には浄土宗の筆頭寺院として 栄華を極めたといわれています。 さて、今回は重要文化財 〈泣不動縁起絵巻〉を披露するということで 参拝しました。 この絵巻は、泰山府君祭の場面が 歴史の教科書や資料集に掲載されているかと思います。

          備忘録②

          備忘録①

          霊鑑寺に行ってきました。 本寺院は、臨済宗南禅寺派に属する門跡尼寺院で、寺号は御水尾天皇が、承応3年(1654)に勅許しました。これと同時に浄法身院宮宗澄を得度、入寺させた事が本寺院のはじまりとされています。 明治維新までに5人の皇女、皇孫が入寺しています。 さて、今回ですが 秋の特別公開が本日から始まったこともあり、 立ち寄らせてもらいました。 庭園、本堂、書院が拝観でき、 庭園には多数の種類の椿がみられます。 紅葉の時期とも合間って、 観光客も多く、賑わっていました。

          備忘録①

          今までと違ったことを

          はじめまして。 何か新たなことをと思い、始めてみました。 此処では、日常や出先でのこと、禅語など、徒然なるままに、何かを書いていけたらと思っています。 目標としては、細く長く、続けられれば良いと思っています。 まずは、明日京都へ行くので、 それに関することが一つあげられれば、 第一歩といったところでしょうか。 勿論写真だけでも、御の字だと思っています。 自分自身に対する何らかの記録だと思って、 少しずつ記していこうかと思います。 とりあえず、明日何らかをアップする。

          今までと違ったことを