youshin

はじめまして。 禅宗の僧侶として籍を持ち、また教職関係の職にも就いています。 此処では、備忘録や禅語など、可能な限り徒然なるままに書き記していけれぼと考えています。 目標としては、細く長くを目指して積み重ねていければと思っています。 よろしくお願いします。

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はじめまして。 禅宗の僧侶として籍を持ち、また教職関係の職にも就いています。 此処では、備忘録や禅語など、可能な限り徒然なるままに書き記していけれぼと考えています。 目標としては、細く長くを目指して積み重ねていければと思っています。 よろしくお願いします。

最近の記事

立冬

ここ数日、 朝晩の寒さだけでなく、 日中も肌寒いと感じる日が出てきました。 日差しは痛いと感じるものの、 秋を感じられるようになってきたようにも思えます。 しかし、本日は立冬です。 暦上、冬の始まりとなったわけです。 紅葉シーズンも終盤… ではないですよね。 最近、よくとおる街路樹の葉っぱが 色づき始めてきました。 ですけど、 暦上は冬に入ったわけです。 空気が冷たくなり乾燥し始め、 寒暖差が激しくなり、 一気に冬の気配を肌で感じられるようになる時期であります。 そうなる

    • 日本語って難しい

      現代、様々な言葉が誕生しています。 私は正直ついていけていない状態で、 何がどういった意味でこの言葉が用いられているのかすら 分からない言葉が多々あります。 現在誕生している言葉もそうですが、 以前からある日本語でもなんです。 意外と知らない言葉の意味が有ることを知る機会がありました。 それについて 少し書いていけたらと思っています。 その一つが、<せいぜい>なんです。 漢字で書くと<精々>となります。 個人的にはあまり良い印象はもっていませんでした。 『三省堂 国語辞

      • 霜降

        最近、やっと朝晩が寒いと感じるようになってきましたが、 日中はまだまだ暑い日が続いています。 今日も雨の影響もあり、 非常に蒸し暑い一日でした。 さて、今日は二十四節気の一つ、霜降です。 文字通り、 霜が降りるようになるころ、 の意味ですが、 霜が降りるようになるには もう少し時間がかかりそうです。 朝晩の冷え込みによって、 霜を見るようになってくると、 木々の紅葉が色鮮やかに染まってきます。 紅葉がはじまるには、 朝の最低気温が10度以下であることであるみたいです。

        • +7

          人形供養

          寒露

          日中はまだ暑い日もありますが、 朝夕は寒くなってきました。 朝夕は秋の訪れを感じる 茲最近のことです。 さて、昨日の10月8日は寒露でした。 秋もいよいよ本番… といいたいところですが、まだ暑いですね。 このころになると、 木々の葉は色づきはじめ、 菊が咲き、 金木犀が香始めるころであります。 空気の澄んだ秋晴れの日も多く、 遠くの景色や夜景もきれいに見え始めころでしょうか。 雁などの渡り鳥が北から渡ってくるのもこの時期です。 また、食欲が増していく頃でもあります。

          中秋の名月

          早いもので、九月ももう半ばを過ぎました。 しかし、日中は夏とさほど変わらない、 寧ろ、日差しがより強く感じる今日この頃であります。 ただ、朝夕は若干に涼しくなり、秋の訪れが近い気もします。 さて、今日は中秋の名月です。十五夜とも呼びますね。 月の満ち欠けとともに穀物が成長することから、 実り豊かな秋の収穫に感謝する意味があるそうです。 十五夜に御団子と厄除けのススキを 供える風習ができたのは江戸時代からだとか。 月見団子は、 穀物の豊作祈願、収穫に感謝して、 月に見立てて

          中秋の名月

          余り知られていませんが…

          今日は重陽です。 五節供の一つではあるのですが、 人日・上巳・端午・七夕と比べると あまり知られていないかもしれません。 菊の花をかざったり、菊を浮かべた酒を飲んだりして、 無病息災や長寿を祈願した日であります。 この行事は、平安時代に中国から伝わった行事です。 中国において、奇数は陽数とされ、縁起の良い数字とされています。 その陽が重なる日として、重陽と名づけられました。 しかしその一方で、陽数が重なると不吉なことが起こるとも考えられ、 邪気を祓う習慣もついたとされて

          余り知られていませんが…

          白露

          先週、ランニング最中に トンボが多く飛んでいるのを見かけました。 今日もまだまだ暑い日ではありましたが、 徐々に秋が近づいてきているようにも思える景色でした。 さて、朝夕が随分と涼しくなってきて、 季節の移ろいゆくのを感じる今日この頃であります。 今日は二十四節季の白露です。 白露とは、 霜が降りて、白く輝くように見えることを意味しています。 朝日に照らされた露が光って見える風景を 白露と表現したのでしょう。 私が住んでいる地域では まだ朝露は見得ていませんが、 一昔前は

          地蔵盆

          今日は地蔵盆です。 近畿地方中心に行われている行事であり、 栃木出身の私にはなじみのない行事であります。 こどもの健やかな成長を祈願する日であり、 こどもが主役となる行事になります。 今回みた行事は、 お寺にお参りに来た親子が本堂で数珠を回しながらお参りし、 お参りが終わったらたくさんのお菓子をもらっていました。 他にも、お地蔵さんが祀っているお堂を巡り、 お菓子をもらう地域もあるとのことです。 なんだか、弘法さんみたいですね。 そもそもお地蔵さんは、 仏教での信仰対

          千燈供養

          千燈供養。 ネットで検索すると、化野念仏寺で行われている千燈供養がヒットします。 京都の化野という地域は、 古くは風葬の地としてありました。 近世になると、 鳥辺山とともに火葬の地として知らているかと思います。 私が今回参加したのは、 お地蔵さんの供養としての灯篭を灯す行事でした。 お地蔵さんの供養ということもあり、 子どもたち中心にお菓子が配られておりました。 お地蔵さんはこどもの守り仏ですからね。 さて、沢山の灯篭に火が灯された風景は 日が落ち切っていなかったとは

          処暑

          今日は処暑です。 処暑とは、暑さが終わるという意味があります。 暑さの峠が過ぎ、朝夕には涼しい風が吹き、 虫の声が聞こえるような時期になってきます。 ただ、少し前に比べてれば暑さは和らいだようにも思えますが、 まだまだ日中は暑さが残っています。 蒸し暑さもあり、いまだ熱中症警戒アラートの連絡が入ってきてます。 台風10号も上陸しそうな予報が出ています。 これから台風の時期にもなり、 まだまだ蒸し暑さが残りそうです。 夏の疲れも出やすい時期になります。 しっかりと食事をと

          帰省からの帰りに、川浦温泉山県館に来ました。

          帰省からの帰りに、川浦温泉山県館に来ました。

          精霊飾り

          早いもので8月16日、精霊送りの日となりました。 その地域特有の精霊送りの風習で、御先祖様を送っていることであろうと思います。 ただ、行っている本人は、今までやってきた送り方であり、何も変わった事がないと、思っている人もいらっしゃいます。 現代においては、古来の風習が少しずつなくなってきているものもありますので、 可能な限り続いて欲しいものであります。 私はそのような風習に興味があるので、 もし可能であれば、どのように精霊送りをしているか、 私に教えていただきたいところ

          立秋

          暦上、今日から秋ということになります。 実際は暑い日が続きますが、 ふとした時に秋の気配を感じられる日を迎えたいということでしょう。 また、この日から暑中見舞いから 残暑見舞いとなっても来ます。 少しずつではありますが、 変化も見られます。 一昔前は、お盆が過ぎると涼しくなり、 朝夕は過ごしやすい時間でありました。 夕立ちも多くありましたが、 近年はゲリラ豪雨や線状降水帯のニュースをよく耳にします。 昔と今とでは、 様々なことが変化してきています。 しかし、変わらず受け

          我逢人

          今日、久々に大学の友人から一枚の写真が送られてきました。 それは大学で部活をしていた時の監督とその教え子たちの様子でした。 今年三月に行われた報告会でお姿は見ているので、 然程懐かしさはないももの、 その光景をみると、当時の事を思い出します。 さて、部活の監督が用いてる言葉があります。 <我逢人(がほうじん)>という言葉です。 言うには、 私は沢山の子どもたち(選手)と出会い、多くを経験してきた。 彼等は四年間で私に多くの事を示してくれた。 勿論、卒業後も活躍し、中には監督

          百尺竿頭進一歩

          東京五輪から3年が経ち、 パリオリンピックが幕を開けようとしています。 東京五輪が終わり、選手たちはこのオリンピックの為に日々精進を重ね、現在に至っているものと思われます。 そして、今持ちうる力を充分に発揮出来るよう、 調子を調整し、大会に望むことでしょう。 それは、例え前回大会優勝したとしても、喜びはその日限りであり、翌日になれば新たな目標を掲げ、邁進していくことかと思われます。 禅の言葉に、〈百尺竿頭に一歩を進む〉という言葉があります。 百尺、つまり30メートルの竿

          百尺竿頭進一歩