like heaven that's like

空を見上げれば紫の煙を纏った月が浮かぶ黄昏時。紫煙を燻らす某は地を見下げ、溜め息を漏らす。天は置き換わる役者をこれでもかと見せつけ、地は固められた無数の粒共を従え支配を強固とする。紫煙のカス共はこの地の支配を受けながら堕ち、紫煙そのものは天の招待を受け自由に空を舞い、そして消える。自由を受けると消えるものとはなんと儚い、そして無情か。そう耽りながら、某は紫煙で一時の至福を得ながらカスの様相で地を踏むのである。

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