※この文章は、日本仕事百貨のニュースレターに寄稿したコラムを加筆修正したものです。ニュースレター登録はこちらから。 人は「縁」のなかで生きている。 たくさんの縁のなかで、くじを引くように自分が進む道を決めている。ある意味それは運とも言えるかもしれない。 わたくしごとだけど、先日親戚の結婚式に出席する機会があった。僕は実家がお寺なのもあり、親戚はお坊さんだらけ。見渡す限りの坊主頭だ。そうなると、結婚式は仏前結婚式になる。といっても、内容は神前結婚式と同じような感じ
※この文章は、日本仕事百貨のニュースレターに寄稿したコラムを加筆修正したものです。ニュースレター登録はこちらから。 「仕事のなかでやりがいを感じる瞬間ってありますか?」 取材でこれまでいろんな人にこの質問を投げかけてきました。スラスラと答えられる人もいれば、「うーん…なんだろう…」と考え込む人も。みなさんはどうでしょう? ぼくは自分に訊かれたならば、後者の人のようになるタイプでした。人に訊いといてなんやねん、という話ですが、自分の仕事のやりがいって、なかなか答えるのがむ
※この文章は、日本仕事百貨のニュースレターに寄稿したコラムを加筆修正したものです。ニュースレター登録はこちらから。 リトルトーキョーの3階。今日はラテを飲みながら書いています。 平日のお昼オープンしているこのカフェのバリスタ、アキさんはかなりの腕前なので、コーヒー好きはぜひ一度来てみてください。オープン日はリトルトーキョーのInstagramで見ることができます。 さて、最近考えさせられているのが、文章の質について。質というのはなかなか言語化しづらく、これ、といったもの
※この文章は、日本仕事百貨のニュースレターに寄稿したコラムを加筆修正したものです。ニュースレター登録はこちらから。 先日、前橋ブックフェスに行ってきました。 ご存知の方もいるかもしれませんが、群馬県の前橋市で開かれ、ほぼ日とJINS、そして前橋市などが協力し、今年で二度目の開催となったイベントです。 まちの至る所で、同時にさまざまなイベントが開催されているのですが、一番の目玉は、本。 もう読んでしまった本や、誰かに読んでほしい本など。事前に全国から前橋に集めて、
※この文章は、日本仕事百貨のニュースレターに寄稿したコラムを加筆修正したものです。ニュースレター登録はこちらから。 日が落ちるのが早くなってきました。こんにちは、日本仕事百貨の稲本です。 昼間は暑かったり、朝夕は肌寒かったりと、服に迷う季節ですね。 さて、わたしたち日本仕事百貨は、北軽井沢にある「TAKIVIVA」という合宿施設に行ったり、昨日からは「文章で生きるゼミ」がひさしぶりに始まったりと、いろいろ動いているところです。メルマガ読者にゼミに参加してくださってい
※この文章は、日本仕事百貨のニュースレターに寄稿したコラムを加筆修正したものです。ニュースレター登録はこちらから。 スポーツを観るのが好きです。 今だったらMLB。ドジャースとパドレスの熾烈な戦い…! にわかMLBファンですが、毎日楽しませてもらっています。 あとは海外サッカーや日本のプロ野球も観ます。日本のプロ野球はそろそろシーズンが終わるころ。ぼくはパ・リーグだとオリックスが好きなのですが、先日オリックス中嶋監督が退任するというニュースを目にしました。 個人的には
※この文章は、日本仕事百貨のニュースレターに寄稿したコラムを加筆修正したものです。ニュースレーター登録はこちら。 いま、出張へ向かう空港の待ち時間でこれを書いています。こんにちは。編集の稲本です。 先日開催した『日本仕事百貨編集者による 編集しナイト!!』。来てくださった方、そして興味を持ってくださった方も、ありがとうございました。 思いのほか人が来てくださって、ぼくとしてはめずらしくいろんな人とおしゃべりすることができて面白かったです。どうか来てくださった方もそうであ
最近、日本仕事百貨が毎週配信しているニュースレターに寄稿するようになった。 前編集長は毎週書いていて、すごいなぁと思いながら見ていたのだけれど、いざ自分が編集長になったときも、メルマガは前編集長に任せていたので、自分が書く機会がなかったのだ。 それが最近になって、ニュースレターの欄が空き気味になったのもあり、書くようになった。インタビューが元ではない文章を、自分がどれだけ書けるのか、その筋トレをするべきときが来ていると感じたからだ。 ということで、日本仕事百貨にニュース
いつの間にか年も明けてしまいました。 あけましておめでとうございます。今年の抱負は、健やかにたのしんで生きる、です。よろしくお願いします。 さて、今回は時間が経ってしまいましたが11月の振り返りを、取材の途中などで撮った写真と一緒に振り返れたらいいなと思っています。 最初は山口県に出張したときの写真から。 今回訪れた取材先はこちら。まだ募集しているのでぜひ読んでみてほしい。建築や不動産の会社でありながら、食堂を運営したり、一つの建物群をオフィスや図書館、お店として貸し出
東と西と言われると、ぼくは西の人間になるのだろう。生まれは三重というなんとも東西微妙なラインだけれども、文化的には関西の色が濃いから自分では西だと思っている。 味の好み的にも西の色が強い。うどんやそばはダシが透き通っているほうが好きだし、どん兵衛も西のバージョンがいい。というかどん兵衛に関しては東の人も西のを食べると世界が変わると思う。 そんなぼくも数年東京に住んでいると、東京の東と西について話すことがたびたびある。東京暮らしに関しては、ぼくは東だ。墨田区とか江東区とか、
いろんな生き方・働き方をしている人に話を聞くインタビュー。 知り合いや人伝いで知った人に、生き方やお仕事の話を聞いて、文章で紹介していきます。 第1回は、海外に拠点を置く環境系のNGOで働いている武井七海(ななみ)さんに話を聞きました。 七海さんの素敵な人柄とともに、読んでみてください。 待ち合わせは、渋谷駅近くのカフェ。 朝9時ごろの店内はまだお客さんも少なく、本を読んだり、パソコンをカタカタしたりと、それぞれが思い思いに過ごしている。 「入り
突然だけど、ぼくはスポーツを観るのが好きだ。 とくに好きなのはサッカーや野球。前者は海外サッカーがとくに好きで、イギリスのプレミアリーグをよく見ている。野球に関してはリアルタイムで観ているわけではないけれど、ペナントレースの結果は追っているし、日本シリーズやオリンピックは全試合観た。 そんな自分が最近いちばん興奮したのが、野球の世界大会であるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)だ。今大会は日本のチームにいる選手だけでなく、アメリカで活躍するメジャーリーガーも数多く
去る木曜日、東京の東洋大学にて、弊社代表のナカムラケンタが社会学部の学生のみなさんへ講義をさせてもらった。 テーマは、「働くってなに?」 いまの大学生は、就職活動の時期が変わったこともあり、どこで働くのか、どんな仕事がしたいのか。悩む人が多いという。かくいう自分も学生時代は大いに迷っていた。なんなら、迷いすぎて大学院に進学し、考える時間を伸ばしたりした。 働くことは、生きること、暮らすことと直結している。だからこそ迷う。 都会で働いてそれなりのお給料をもらい、それなり
奈良県と三重県の県境くらいの場所にあるのが、曽爾村(そにむら)。 たぶん、初見じゃ読めない人が多いんじゃないだろうか。ただ関西出身の人にはよく知られていて、この村にある青少年の家に研修に行ったとか、曽爾高原というススキの群生地へ観光で行ったとか。なんらかの形で関西の人は行ったことがあるらしい(自分調べ)。 11月、次第に寒さを感じる時期に曽爾村を訪れたのは、地域おこし協力隊の募集記事を3本分書く取材のためだった。曽爾村にはそれまでもよく取材で訪れていて、たぶん4度目くらい
長野県長野市。 東京から長野へ向かったのは、2022年の10月のこと。今回の取材は戸隠(とがくし)という地域が舞台で、長野市中心部から車で約30分、茅葺き屋根と戸隠神社の存在でその名前を知っている人も多いかもしれない。 実はちゃんと長野市を訪れたのは初めて。せっかくなのでと、戸隠に向かう前に善光寺に立ち寄った。今年は7年に一度のご開帳の年だったそうで、この日も平日にもかかわらず多くの人が参拝に訪れていた。 この善光寺の参道にあるのが、宿坊と呼ばれる場所。いわゆる参拝者用
島根県大田市大森町。石見銀山があるこの町には、石見銀山生活文化研究所という会社がある。 「群言堂」というアパレルブランドを全国に展開しているこの会社。大森町にある本店をはじめ、仙台や東京、大阪、京都など、各都市に店舗があり、大森町の「根のある暮らし」を伝えるショップになっている。 今回取材で訪れたのは、京都店。近鉄乗り場の近くにある伊勢丹のなかにあって、路面店とはまた違った雰囲気がある。 百貨店のなかのお店とはいえ、その面積はとても広い。L字型になっているのだけれど、フ