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日直での会話が、いつも不思議に感じちゃう

本日わたしは日直でした。
きょうみたいに土日祝の昼間に働くことを、病院勤めは「日直」と呼びます。

日直は、普段の仕事と大体同じ内容ですが、まったりした雰囲気もあります(そうじゃない日直も、もちろんありますよ)。

きょうは終始穏やかな日直でした。思い返しても、「はああ。無事終わって良かったー」と肩の力がスコンと抜けちゃうくらい穏やかでした。

普段の仕事は、みんな目の前に手一杯で、喋ってる余裕はありません。
手4本生やせるもんなら生やしたいくらい、惜しみなくずーっと動かしています。

穏やかな日直ともなると、ぽつり、ぽつりと互いに話せる時間があります。

そんなとき、わたしはいつも思うことがあります。そっか。そんな風に考えてたんだ。
驚きとともに思います。

この地球の中で、日本に生まれて、「薬剤師になろう」と職業を決めて、「この病院で働こう」と決めて。
この3段階経ただけで、どんだけの人数に絞られるでしょうか。地球全体からみたら、ごくわずかの人々のはずです。

思考パターンは、互いにずいぶん似てるんじゃないか。だから同じ選択をして、いまここで働いてるんだ。わたしは思っちゃいます。

日直での会話を通してですが。いい意味で、わたしの予想は裏切られてくのです。

同じ出来事を見聞きし、体感してる同僚たちなんだけど、出てくる感想は互いに異なります。
異なることが当たり前のようでいて、どこか不思議とも感じます。

ぽつり、ぽつりの会話に発見があって。まるで話す相手の新しい面を見つけたようで、わたしはわくわくします。

相手の言葉に喜ぶことも、イライラすることももちろんあるけど。でも、それすらも面白いです。

ああ。違う。違うんだ。
お互いの違いを見つけては、興味深いなと感じています。


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