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全然ダメちゃうし。むしろ自分をぶっちぎりで褒めていいんだよ

先日友達たちと遊んできました。数年ぶりの再会です。

コロナが大流行りだったあの頃、わたしは思ってたのです。医療者であるわたしと遊ぶのは、きっと敬遠したいだろうな。だってみんな、お子さんや旦那さんがいる。偏見や差別と指摘されるから、大ぴらには言えないだろうけど。わたしが誘っちゃいかん、と勝手に自制してた。

そこはやっぱり友達。聞いてみれば、あの頃に似た発想をしてて。「子どもがしょっちゅう病気になるから、医療者で今忙しいのに、私からうつしちゃいけない」とか、気をつかってた。そんなんええのにっておかしかったり、今となっては心が温かくなったエピソードです。

いざ会ってみると、ライフスタイルの変化だったり、近況について話したりと、どれだけ時間があっても話足りない。全然話題が尽きず、幸せなひと時。誰かしらがずーっと喋って、みんなで笑って、同意しまくり。

そんな楽しい会話の中で印象的だったのが、「○○でね、わたしダメだなと思うの」て、友達それぞれがとつとつと話す姿。聞き手からの同意を求めるでも、否定を求めるでもなく、心からそう思い、思わずポロンとこぼれ出た本音という感じです。

何がダメなんだ。どっこも悪くないし。むしろその状態にあれるのは、素晴らしきことで。そこを維持できてるのは、ひとえにあなたが絶えずやってきた証なんだから。むっちゃ自分を褒めていいところだよ。

気づけば前のめりで、わたしは友達に言ってました。自分を責め立てなくていい。そんなことしたら、自分が可哀想や。熱く言ってたなー。

かく言うわたし自身も、似たように独白してて。「結婚もせんと、ふらふら自分の好きなようにして、自由時間がいっぱいあって。それなのに仕事がしんどいから、辞めたいと思ってる。勤務時間がもっと短いところで働きたいと願ってる」「二人は家族がいて、家事をして、仕事をしてとやってるのに。わたしは自分のことだけなのに、アカンなー。何もできてないわ」

そしたら友も真っ向から、わたしのことを「ダメちゃうし」て食い気味に言ってくれて。何だこの代わりばんこ。思わず笑みがこぼれてくる。

そっか。そんな自己否定をせずともいいか。二人の熱量に充てられ、じんわり心が解けてく。わたしが友に思ったように、わたしの事例もそこまで思わずともいいか。体に染み込んでいきました。

会えなかった期間は、想像以上に長くなったけれど。心の距離感は、会えばすぐさま近づける。実感した日でした。

では また

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