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2022年観劇活動まとめ

まつだです。note初投稿です。
何かにつけて文章作りがちなので、今更新鮮さはありません。

大学を出てからというもの舞台に立つ頻度は右肩下がりですが、一転舞台を観る頻度は右肩上がりでした。
自分でもちょっと引くぐらいの観劇ペースを記録したので、いったん2022年に観た舞台・関わった舞台を列挙してみます。

・1月
あんよはじょうず。「地獄変をみせてやる」
中野坂上デーモンズ「死んだと思う」
武蔵野美術大学卒業・修了作品展「ブリキの金魚」
南極ゴジラ「ホネホネ山の大動物」
劇団光合聲「あゐばさみ」
平原演劇祭「神曲2022読み合わせ会」

・2月
平原演劇祭「落城」

・3月
排気口「後ろに近づく淋しさ以外は」
肉汁サイドストーリー「、恋をする」
平原演劇祭「三角点物語」
(映像)松尾スズキ「命、ギガ長ス」
平原演劇祭「埼玉縦走」

・4月
(映像)東京にこにこちゃん「どッきん☆どッきん☆メモリアルパレード」
コンプソンズ「イン・ザ・ナイトプール」
平原演劇祭「鹿ヶ谷c/wその野郎とタクシー姐ちゃん」
㐧2劇場「電鉄」
イヴァン・ヴァゾフ国立劇場「カリギュラ」
宮城聰「ふたりの女」

・5月
仕立て屋のサーカス-東京公演-
ストレンジシード
(出演)劇団不労社「BLOW&JOB」

・6月
イキウメ「関数ドミノ」
演劇ユニット鵺的「バロック」
新宿梁山泊「下谷万年町物語」
平原演劇祭「貧学生5」
渋谷レゲエ祭 vs 真 ADDRENALINE

・7月
平原演劇祭「リア王」
TRASHMASTERS「出鱈目」
ロロ「ここは居心地がいいけど、もう行く」
東京にこにこちゃん「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・バルコニー!!」
大駱駝艦「はじまり」
ゴキブリコンビナート「こえだめアンダンテ」

・8月
燐光群「ブレスレス」
平原演劇祭「沙汰踏切」
ギア京都「GEAR」
劇団東京乾電池「ヂアロオグ・ブランタニエ」「ホクロ・ソーセーヂ」
劇団イン・ノート「売春捜査官」
劇団「地蔵中毒」「『中待合室にお入りください』を待ちながら」
排気口「呼ぶにはとおく振り向くにはちかい」

・9月
(出演)列島カメレオン「磊橋」
劇の虫「おわかれかい」
庭劇団ペニノ「ダークマスターVR」
(スタッフ)ウチポケっと.inc「MEME」

・10月
(該当なし)

・11月
唐組「改訂の巻 秘密の花園」
ポッキリくれよんズ「クロニクル」
コンプソンズ「われらの狂気を生き延びる道を教えてください」
平原演劇祭「夜郎別記」
流山児★事務所「ベンガルの虎」
ゴキブリコンビナート「見世物小屋」

・12月
平原演劇祭「神曲2022」
劇団☆A・P・BーTokyo「時代はサーカスの象にのって」
劇団「地蔵中毒」「つちふまず返却観音2022〜テトラポッドの着払い〜」
中野坂上デーモンズ「十三月の混沌」
仕立て屋のサーカス-東京公演-
平原演劇祭「ロシア周辺ナイト」

2022年

リストアップするだけで思いの外時間を食って、10本超えたぐらいで「スプレッドシートにまとめておく量だこれは」と後悔しました。
この令和の時代に指で行数を数える屈辱たるや。

計55本。(たぶん)

挙げるときりがない演劇群をイベント単位で1つと数えたところ、座組内だった3本、映像観劇2本を差し引いても50本以上の芝居に触れてきたことになります。
ちょうど週に1本ぐらい観ていることになりますね。
そんなつもりではなかったのですが、1チケット3000円としても15万円分ぐらいになりますね。

だいたい今まで座組として関わってきた総公演数が50公演ぐらいで、今までの総観劇数を全て足しても(ちゃんと数えてないですが)100をちょっと超えるぐらいかと思うので、この1年の観劇密度の(自分史上の)異常性が推し量れます。
うち11本を占める「平原演劇祭」の公演頻度もどうなっているんだという感じですが、これでも今年の全公演の半分ぐらいしか行けていないんですよね。

だいたいこういうまとめには総括だったり評価だったり(今年一番最高だった舞台は・・!だったり)(★★★☆☆ だったり)がつきまといますが、そういうのは嫌いなので省略します。ただせっかく並べたので、代わりに自分自身にベクトルを向けた「50本」という数字に着目してみようと思います。

50本観てみて思うこと

僕の中の50本観るやつ、という存在に対するイメージは「わりと演劇ジャンキー」です。
100本観出すと人生を懸けているな、専門家だな、という感じで、それ以上になってくるともう知りません。病気です。
なので50本という数字には、そんな気無しに演劇ジャンキーに片足を突っ込んでいた驚きと、noteに長文を吐き出す程度の舞い上がりがありました。もちろん上にはいくらでも上がいるので特別本数を誇るつもりはないのですが、自分史上ではかなりやってんなぁという印象になりました。

「演劇そんなに好きなん?」としばしば聞かれます。
まぁ好きは好きなんでしょうが、芝居を1本観る体験をn回繰り返したというだけで、特別観劇そのものに強い情熱をかけたり、今後の演劇活動に活かしていこうみたいな意識はありません。
強い意志でなんとしても芝居を観てやる、というよりは、スーパーに買い出しに行くように、自販機でジュースを買うように、芝居を観るということに対するハードルが下がりきって日常に溶け込んでいるだけです。

この観劇ペースがどこまで続くのか、興味関心的にも金銭的にも(というのは、先月と今月と出費が収入を上回っているという悲しき事情を内包していますが)目が離せないところですね。

特に言うことないなぁと思って書き始めたら特に言うことない内容の一本に仕上がりました。
最後に一応言いたいことを置くとすれば、「もっと観劇が若者の日常に溶け込んでほしい」ということです。
月1本観る人は2本観なさい、という話ではなく、年に1本も観ない人は年に1本ぐらい観てくれたら、ぐらいの話です。
今年はたまたま観劇が多数を占めましたが、本質的には映画とか読書とか、あるいは散歩とか飲み会とか、そういった日常の延長線上にあり、それでいて適度な刺激をくれるものとして同列化してもらえたらと思うわけです。

ちなみに、もはや自傷行為のようでもあるこの観劇活動の副産物として松田観劇カレンダーが出来上がっています。
自分向けのメモとしてGoogleカレンダー形式でリアルタイム更新していますが、今となってはそれなりの情報量を含んでいるかと思います。
先輩に「そんなインフラがあったんだね」と言わしめるこのカレンダーは、ジャンル横断型の幅広さとかなり偏った好みが込められた、東京近郊の観劇活動のそこそこ参考になるものになるかもと思いますので、どうぞご活用頂ければと思います。
興味引くものなら教えて頂ければ追記しますし、書いてある以上少なからず興味があるのでお声がけ頂ければ僕自身もホイホイ同伴します。

それでは、本年もありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。

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