2024.2.5(月)株式相場 株式相場の記録をしていきます
経済動向
日経平均株価は前営業日比196.14円高と続伸。きょうの東京市場は朝方から主力株をはじめ広範囲に買いが優勢。日経平均は一時300円近い上昇をみせる場面もあった。前週末の米国株市場では、注目された1月の米雇用統計がコンセンサスを上回る非常に強い内容であったことから、FRBの早期利下げに対する期待感が後退し、NYダウは朝方売り優勢でスタートした。ところがその後は一貫して上値を指向、結局連日の最高値更新となった。また、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の上昇が目立っており、折からの円安進行と相まって、東京市場でもハイテク株に有利な流れとなった。日経平均は目先高値警戒感も拭えず、途中は利益確定売りで上げ幅を大きく縮小したものの、その後は再び買い直された。個別株は本格化する企業の決算発表に翻弄される動きもみられた。
上海株式市場は6日続落。先週は急落していたが、政府の支援表明や政府系投資家の小型株購入を受けて、下げ幅は限定的だった。中国証券監督管理委員会(証監会)は株式市場の下落を受け、4日に声明を発表し、市場の異常な変動を防ぐと表明。5日には株式担保融資のリスクを防ぐため、状況を注視し、強力な対策を講じると発表した。香港は横ばい。
欧州株式市場は下落して取引を終えた。主要中央銀行の早期利下げ観測が後退したのを背景に、欧州諸国の国債利回りが急上昇したのが嫌気された。いくつかの企業の明るい材料も打ち消された。
米国株式市場は反落して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が早期の利下げ観測をけん制し、米国債利回りが上昇したことが重しとなった。企業決算は強弱まちまちとなった。パウエル氏は4日放送されたインタビューで、利下げを開始する前にインフレが持続的に鈍化しているという確信を深めたいとの考えを示した。
↓2/5 (月) 経済指標をまとめました。
Fear & Greed Index
→73 GREED