2023.11.2(木)株式相場 株式相場の記録をしていきます
経済動向
日経平均は、前営業日比348.24円高と、3日続伸して取引を終えた。日米の金融政策会合を無難に通過した安心感で、日本株は総じてしっかり。特に、日米の長期金利の低下を受けて、指数寄与度の高い半導体関連株などの外需系銘柄が底堅く推移した。日経平均は心理的節目の3万2000円台を回復する場面があったが、大引けでは下回った。
中国株式市場は景気回復を巡る懸念を背景に下落して引けた。香港株式市場は上昇。米国の金利がピークに達したとの見方で海外市場に連れ高した。香港ハンセン指数終値は128.81ポイント(0.75%)高の1万7230.59。
イングランド銀行(英中央銀行)は2日、政策金利を5.25%に据え置き、金利は当面高止まりするとの見方を示した。2会合連続の据え置きは6対3で決定、エコノミスト予想通りとなった。金融政策委員会(MPC)は声明で「最新の予測からみて、金融政策は長期にわたり制約的な必要がある。インフレ圧力がさらに持続する証拠があれば一段の引き締めが必要になる」とした。
欧州株式市場は続伸して取引を終えた。米国、英国、ノルウェーの中央銀行が今週それぞれ政策金利の据え置きを決めたことを受け、中銀による金融引き締めが終了したとの楽観的な見方が買いを促した。金利動向に敏感な不動産株やテクノロジー株を中心に上げた。
米国株式市場は大幅続伸。米利上げ終了期待や企業の好決算が強気ムードを押し上げる中、主要株価3指数は軒並み約2%上昇した。S&P総合500種は4日続伸し、1日としては4月以来の大幅高。ナスダック総合は5営業日続伸し、1日の上昇率としては7月28日以来の高さ。また、米小型株で構成されるラッセル2000指数は2.7%高で終了し、6月6日以来の上昇率を記録した。米連邦準備理事会(FRB)は10月31日─11日1日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、2会合連続で利上げを見送った。パウエルFRB議長は追加利上げの可能性を排除しなかったものの、最近の債券利回りの上昇による経済への影響にも言及し、市場では利上げサイクルが終了したとの楽観的な見方が浮上した。
↓11/2 (木) 経済指標をまとめました。
今後の重要イベント
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