2023.6.23(金)株式相場 株式相場の記録をしていきます
経済動向
日経平均株価は前日比483.34円安。前日の米株式市場では、NYダウが小幅に下落したものの、ハイテク株は堅調でナスダック指数は上昇した。為替も1ドル=143円台へ円安が進行した。これを受け、東京市場も朝方は買いが先行する展開。日経平均株価は一時200円を超える上昇となった。しかし、買い一巡後は売りに押されマイナス圏に下落。後場に入り下げ幅は拡大し一時690円近い下落となった。海外投資家が先物を中心に売りを入れたとの見方も広がり、相場をけん引してきた商社株は軒並み安となるなど主力株が売られた。引けにかけ下げ幅はやや縮小した。
東京ディズニーランド(千葉県浦安市)、東京ディズニーシー(同)を運営するオリエンタルランドは23日、10月1日から1日券の大人料金の最高価格を1万0900円にすると発表した。1万円を超えるのは初めて。同社は、混雑解消のため2021年10月から変動価格制を導入、4つの価格帯のチケットを販売している。
欧州株式市場は続落して取引を終えた。電力分野に機器とサービスを提供するドイツのシーメンス・エナジーは、通期決算の利益予想を撤回したのが嫌気されて急落した。ドイツのDAX株式指数は0.99%安。シーメンス・エナジーが37.3%下落したのが相場全体を押し下げた。子会社のシーメンス・ガメサの風力発電用タービンの品質問題の業績への影響が何年も続くと警告したのが嫌気された。
米国株式市場は下落。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言が注目された週を幅広い銘柄の売りで締めくくった。今週はパウエル議長の証言以外に市場を動かす材料がほとんどなかった。主要3指数は全て週足でマイナスとなった。中でもナスダック総合は、マイクロソフト、テスラ、エヌビディアなど大型株が下げをけん引した。
ロシアのプーチン大統領は24日、緊急のテレビ演説を行い、民間軍事会社ワグネル部隊の「武装蜂起」を鎮圧する方針を国民に説明した。ワグネル創設者のエフゲニー・プリゴジン氏はすぐに反応し、投降する考えはないと表明した。プリゴジン氏はこの日、ワグネルの部隊がウクライナからロシア南部ロストフナドヌーに進軍したとテレグラムに投稿。その後、市内のロシア軍拠点を全て占拠したと主張した。