2023.4.10(月)株式相場 株式相場の記録をしていきます
経済動向
日経平均株価は前営業日比115.35円高と続伸。前週末に発表された3月の米雇用統計の結果が事前の市場コンセンサスとほぼ一致したことから過度な不安心理が後退、米雇用統計発表前にショートポジションが組まれていた景気敏感株などに買い戻しが入った。海運や鉄鋼株が買い人気を集め全体相場を押し上げる格好に。内需の小売関連株なども高い銘柄が多かった。外国為替市場で1ドル=132円台後半までドル高・円安が進んだことなども、輸出セクターを中心に追い風となった。ただ、今週水曜日(12日)に3月の米CPI発表を控え、買い一巡後は伸び悩む展開となっている。
日銀の植田和男新総裁は10日の就任会見で、現在の長短金利操作(YCC)など大規模緩和を継続することが適切との考えを示した。マイナス金利政策についても、基調的なインフレ率が2%に達してない中では、継続するのが適当だと語った。
米国株式市場はまちまち。引けにかけて下げ幅を縮小した。7日に発表された米雇用統計の内容を消化し、週内に発表されるインフレ指標や銀行の四半期決算発表に備える動きとなった。