2023.5.16(火)株式相場 株式相場の記録をしていきます
経済動向
日経平均株価は前営業日比216.65円高と4日続伸。米株市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が急反発したのを引き継ぐ形で、半導体関連株が強い動きを示し全体相場を牽引した。業種別では電力株や医薬品株が買われたほか、食品株の一角なども値を上げ、全体指数の上昇に貢献した。値上がり銘柄数は全体の54%にとどまったが、売買代金は3兆5000億円台と高水準に膨らんでいる。なお、TOPIXは日経平均に先立って1990年8月以来約33年ぶりの高値圏に浮上した。
米連邦準備理事会(FRB)が16日発表した4月の鉱工業生産指数は、製造業の生産指数が前月から1.0%上昇し、上昇率はロイターがまとめた市場予想の0.1%上昇を上回った。自動車生産の上昇が寄与した。ただ、製造業は引き続き金利上昇の制約を受けている。3月分は前回発表の0.5%低下から0.8%低下に下方改定された。4月の前年同月比は0.9%低下だった。
米国株式市場は反落して取引を終えた。米ホームセンター大手ホーム・デポの弱い業績見通しや4月の米小売売上高を受けて個人消費の鈍化懸念が強まった。また、金融政策に加え、債務上限を巡る協議に対する不透明感が投資家心理の重しとなった。ホーム・デポは通期の売上高と利益見通しの下方修正を嫌気し、2.15%下落。