2023.4.26(水)株式相場 株式相場の記録をしていきます
経済動向
日経平均株価は前営業日比203.60円安と3日ぶり反落。リスク回避ムードの強い地合いで、日経平均は下値を試す展開となり、下げ幅は一時300円に達する場面もあった。前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大きく下げたことで、投資家心理が冷やされた。プライム市場の騰落レシオが高水準となっていたこともあり、主力株中心に広範囲に利食い急ぎの売りが表面化している。米地銀の預金流出を嫌気して金融株に売りが波及、半導体関連株への売りも目立つ状況にある。外国為替市場でドル安・円高に振れたことも買い手控えムードを助長した。業種別では建設や不動産、食料品といった内需株の一角は高いものの、33業種中29業種が下落する売り圧力の強い地合いだった。値下がり銘柄数は1500を超え、プライム市場の8割以上の銘柄が安くなった。
時事通信は26日、政府が新型コロナウイルス対策の水際措置を29日午前0時で終了する方向で調整に入ったと報じた。政府はこれまで、新型コロナが感染症法上の「5類」に移行する5月8日に臨時的な措置を含む水際対策を終了すると発表していたが、大型連休前に前倒しする形となる。
米国株式市場はハイテク株比率の高いナスダック総合が上昇し、他の主要指標をアウトパフォームした。マイクロソフトの好決算がハイテク株を押し上げた。ただ、米経済や米銀行セクターを巡る懸念が上値を抑えた。
米国の銀行規制当局が、経営難に陥っている米中堅銀ファースト・リパブリック・バンクの非公開評価引き下げを検討していることが分かった。引き下げられれば、米連邦準備理事会(FRB)の窓口貸出制度や、新設された「バンク・ターム・ファンディング・プログラム(BTFP)」の利用が制限される可能性がある。ブルームバーグが26日報じた。