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2023.11.29(水)株式相場           株式相場の記録をしていきます

経済動向

  • 日経平均株価は前営業日比87.17円安と3日続落。前日の欧州株市場は高安まちまちだったが、米国では長期金利の低下を背景にNYダウなど主要株価指数が揃って反発に転じた。これを受け東京市場でも追い風が意識された。ただ、一方で外国為替市場では日米金利差縮小を材料にドルが売られ、一時1ドル=146円台半ばまで円高が進んだことが嫌気され、上値の重い展開を強いられた。日経平均の下値では年末高を期待する向きの押し目買いが活発だが、全体相場を押し上げるには力不足だった。値下がり銘柄数は1000を上回り全体の63%を占めている。

  • 中国・香港株式市場は下落して引けた。料理宅配アプリ大手、美団が第4・四半期の売上高は伸びが鈍化するとの見通しを示したことで、消費支出の回復に懸念が広がった。上海総合指数終値は16.8671ポイント(0.56%)安の3021.6874。上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数終値は30.216ポイント(0.86%)安の3488.307。香港株は1カ月ぶりの安値まで下落した。

  • 欧州株式市場は反発して取引を終えた。ユーロ圏最大の経済大国であるドイツのインフレ率の伸びが予想を下回ったことを受けて欧州中央銀行(ECB)が来年利下げに踏み切るとの期待感が高まり、ドイツ株が上昇した。ドイツの11月の消費者物価指数(CPI)速報値は、欧州連合(
    EU)基準(HICP)で前年同月比2.3%上昇。伸びは前月の3.0%から鈍化した。市場予想は2.6%上昇だった。

  • 米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が小幅下落して取引を終えた。第3・四半期の実質国内総生産(GDP)改定値が速報値から
    上方改定され、リセッション(景気後退)懸念が和らいだものの、米連
    邦準備理事会(FRB)当局者の発言を受け、制約的な政策がどの程度
    続くかを巡る疑念が生じた。ダウ工業株30種はほぼ横ばい。インフレ関連の重要指標である個人消費支出(PCE)発表を30日に控え、様子見ムードが広がった。主要3指数はここ数日、小幅な値動きにとどまっているが、11月に好調なパフォーマンスとなっており、S&P500は月間では依然として昨年7月以来の大幅な上昇率を記録する見通し。

↓11/29 (水) 経済指標をまとめました。

2023/11/29

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