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2023.12.12(火)株式相場           株式相場の記録をしていきます

経済動向

  • 日経平均株価は前営業日比51.90円高と続伸。前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇し、揃って年初来高値更新と好調が続いており、相対的に出遅れる日経平均は水準訂正を期待した買いが優勢となった。米国では来年の早期利下げ観測が強気の拠りどころとなっており、東京市場でもこれに追随する動きとなったが、国内で政局不安が台頭していることが全体相場の重荷となった。外国為替市場では取引時間中に円高方向に傾き、これも輸出株の一角などに逆風材料となり指数を押し下げた。業種別では33業種中26業種が安く、個別でも値下がり銘柄数が後場に入って増勢となり、大引け時点で1000を超え、全体の63%を占めた。

  • 中国株式市場は続伸して取引を終えた。中央経済工作会議を控えて投資家が楽観的になる中、不動産株や銀行株が上げをけん引した。香港株式市場も堅調なアジア市場に追随する形で反発して引けた。

  • 中国は11ー12日に中央経済工作会議を開催し、2024年の景気回復を支えるため政策調整を強化する方針を示した。国営メディアが会議の内容を伝えた。来年は有効需要の拡大に焦点を当て、内需拡大のために協調して取り組む方針。国営メディアによると、カウンターシクリカルとクロスシクリカルのマクロ政策調整を強化する。「景気回復の一段の促進へいくつかの困難や課題を克服する必要がある」とし、「主な問題は、不十分な有効需要、一部産業での過剰生産能力、国民の期待の低迷や多くの隠れたリスクだ」と報じた。来年は積極的な財政政策と慎重な金融政策を堅持する。

  • 欧州株式市場は反落して取引を終えた。米国の11月の消費者物価指数(CPI)が前月比で予想に反して上昇したことを受け、米連邦準備理事会(FRB)が早ければ来年3月に利下げを開始するとの見方が後退した。今週は主要中央銀行の金融政策会合での決定が相次ぎ発表される予定で、投資家は神経質になっている。

  • 米国株式市場は続伸し、主要3指数が今年の最高値を更新した。インフレ指標が米連邦準備理事会(FRB)の利下げ時期に関する見方を大きく変える内容ではなかったことが背景。13日まで開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が待たれる。12日発表された11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.1%上昇と、前月の3.2%上昇から鈍化し、市場予想と一致した。一方、前月比では0.1%上昇と、横ばいを予想していた市場の見方に反し上向いた。ガソリン価格が下落したものの、家賃の上昇に相殺された。市場はこのところ、FRBの利下げが早ければ来年3月になるとの見方を織り込んでいたが、5月に後ずれした。

↓12/12 (火) 経済指標をまとめました。

2023/12/12

今後の重要イベント

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