
2023.6.28(水)株式相場 株式相場の記録をしていきます
経済動向
日経平均株価は前営業日比655.66円高と5日ぶり急反発。朝方からリスク選好の地合いとなったが、後場に入って日経平均の上げ足が加速した。前日の欧州株市場で主要国の株価指数が総じて高かったほか、米国株市場でも発表された経済指標がいずれも市場予想を上回ったことで、米景気減速に対する警戒感が和らぎNYダウが7日ぶりに反発。また、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の上昇率はダウを上回り、特に半導体関連株への買い戻しが顕著となった。これを受けて、東京市場でも市場のセンチメントが改善し、半導体セクターをはじめ幅広い銘柄が上値を追う形に。外国為替市場でドル高・円安が進んだことも自動車など輸出株を中心に追い風材料となった。値上がり銘柄数は1700を超え、プライム市場全体の94%を占める全面高商状となった。
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は28日、欧州中央銀行(ECB)が主催する国際金融会議「ECBフォーラム」で、大半のFRB当局者が年内あと2回の利上げを見込んでいると述べ、次回7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げを実施する可能性を否定しなかった。パウエル議長は、利上げに関し「長い道のりを歩んできた」とし、6月会合での利上げ見送りはこれまでに実施した利上げが経済にどのように影響しているか見極めるためだったと説明。同時に、FRBは将来の利上げを巡り何ら決定していないとし、「2会合連続で動く可能性を排除しない」と述べた。
欧州株式市場は続伸して取引を終えた。堅調な米経済指標を受けて景気が急激に悪化することへの懸念が和らいだ。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁がインフレ鈍化の十分な証拠が見られないとタカ派姿勢を示したものの、相場への影響は限られた。
米国時間の原油先物は3%近く上昇した。米原油在庫が2週連続で予想以上に減少したことを受けた。
米国株式市場では、S&P総合500種とダウ工業株30種が下落した。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が、米国のインフレ率の2%回帰は2025年以降になるとの見通しを示したことを受け、さらなる利上げ観測が浮上した。
↓6/28(水)経済指標をまとめました。

今後の重要イベント
