2023.10.5(木)株式相場 株式相場の記録をしていきます
経済動向
日経平均株価は前営業日比548.48円高と急反発。前日までの下げの反動で日経平均が大きく切り返す展開となった。前日の米国株市場が米長期金利の低下を背景に反発したことで市場のセンチメントが改善、幅広い銘柄に買い戻しの動きが広がった。米国では発表された経済指標を受け米10年債利回りの上昇が一服し、これまで売り込まれていた景気敏感株やハイテク株に投資資金が還流した。東京市場もこれに追随して自律反発を狙った買いが広範囲に流入、全体指数を押し上げた。後場に入ると先物に引っ張られる形で日経平均は一段と上げ足を強めた。米長期金利が時間外で低下したことも好感された。値上がり銘柄数は1700を超えプライム市場全体の94%の銘柄が上昇する文字通りの全面高商状となった。ただ、売買代金は3兆7000億円と前日の水準を下回っている。
松野博一官房長官は5日午後の会見で、岸田文雄首相が同日にグローバル投資家との夕食会に参加すると述べた。また、6日に開催されるラウンドテーブルにも岸田首相が参加し、日本のコーポレートガバナンス改革などの取り組みを紹介するとともに、世界の投資家のニーズに沿った改革を進めるために意見を聞くと説明した。
香港株式市場は11カ月ぶりの安値から反発し、小幅高で終了した。米10年物国債利回りが16年ぶり高水準から低下し、海外株式市場が上昇した流れを受けた。
欧州株式市場は4営業日ぶりに反発して取引を終えた。米長期国債利回りが約16年ぶり高水準から低下し、ユーロ圏の幅広い国債利回りも下げたことを受けて買いが優勢となった。原油価格が下がったことが支援し、航空銘柄は上昇した。石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は減産態勢の維持を決めたものの、需要見通しが不透明な中で原油価格は下落した。
米国株式市場は小反落して取引を終えた。投資家は金利見通しに関するさらなる手掛かりを得ようと6日発表の米雇用統計を待っている。米労働省が5日発表した新規失業保険週間申請件数は、依然として底堅い労働市場の状況を示す内容だった。今週16年ぶりの高水準に上昇していた米国債利回りはこの日低下した。
↓10/5(木)経済指標をまとめました。
今後の重要イベント
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