2023.10.10(火)株式相場 株式相場の記録をしていきます
経済動向
日経平均株価は前営業日比751.86円高と大幅反発。朝方からリスク選好の地合いで、日経平均は買い先行で始まった後、先物主導で一貫して上げ幅を広げる展開となった。祝日をはさみ3連休明けとなった東京市場だったが、前週末と週明けに米国株市場が上値指向を鮮明としたことで、空売り筋の買い戻しを誘発した。前週末に発表された米雇用統計は非農業部門の雇用者数の伸びが事前予想を大幅に上回ったものの、米国株市場ではNYダウなど主要指数が結局高く引け、その後、中東の地政学リスクが顕在化した後も上値指向が続いた。東京市場でも売り方が高水準にショートポジションをとっていた関係で、その買い戻しが全体指数を押し上げる格好となった。時間外で米長期金利が低下したことも追い風となったようだ。日経平均は一時800円を超える上昇を示し、大引け時点の値上がり銘柄数はプライム市場の87%を占めている。
中国株式市場は中東にエクスポージャーを持つ企業が売られ下落して引けた。一方、香港市場は米連邦準備理事会(FRB)当局者のハト派的な発言を好感して上昇した。
欧州株式市場は急反発して取引を終えた。欧州中央銀行(ECB)と米連邦準備理事会(FRB)当局者によるハト派的な発言を受け、ユーロ圏と米国の長期国債相場が上昇した。中東での軍事衝突を背景に、前日は債券や金などの安全資産への逃避を促されていた。STOXX欧州600種指数の上昇率は約11カ月ぶりの大きさとなった。旅行・娯楽関連株指数は3.87%、資源株指数は2.89%、テクノロジー株指数は2.67%それぞれ上昇した。
米国株式市場は続伸。米連邦準備理事会(FRB)当局者によるハト派的な発言を受け、米債利回りが急低下したことが背景にある。投資家は中東情勢を注視している。
↓10/10(火)経済指標をまとめました。
今後の重要イベント
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