2023.4.25(火)株式相場 株式相場の記録をしていきます
経済動向
日経平均株価は前営業日比26.55円高と小幅続伸。朝方から買い優勢の展開で、日経平均は寄り後早々に200円以上高い場面があったが、その後は上値の重さが露呈した。前日の欧州株市場では主要国の株価指数が総じて軟調だったほか、米国株市場でもNYダウは上昇したものの、ナスダック総合株価指数は安く引けるなどちぐはぐな値動きとなり、東京市場でも方向感がつかみにくかった。米地銀のファースト・リパブリック・バンク<FRC>が1~3月期に巨額の預金流出が発生したことを明らかにし、時間外で大きく売られたこともあって、市場のセンチメントを冷やす形となった。ただ、後場は日経平均が上げ幅を一貫して縮小させたものの、プラス圏は維持した状態で取引を終えている。値上がり銘柄数はプライム市場の約6割を占めた。
岸田文雄首相は25日、新しい資本主義実現会議であいさつし、生成AI(人工知能)について、活用の仕方によっては人手不足への対応など労働生産性の向上が期待されるとし、「産業側での利活用に向けた課題の洗い出しと開発の促進などの環境整備を進める」と述べた。
日本の宇宙ベンチャーispace(アイスペース)は25日、民間初の月面着陸を試みた探査機との通信が予定時間を過ぎても確立できておらず、失敗した可能性があると発表した。同社の袴田武史・最高経営責任者(CEO)はライブ配信で「通信が途絶えたため、月面着陸を完了できなかったと考えざるを得ない」と述べた。
経営難に陥っている米中堅銀ファースト・リパブリック・バンクが、「バッドバンク(公的資金を使って金融機関の不良債権を買い取る資産管理会社)」の設立や資産売却など、事業再生に向けた選択肢を検討していることが分かった。関係筋が明らかにした。同銀の株価は25日、史上最安値を更新した。
米国株式市場は下落。 米物流大手ナイテッド・パーセル・サービス(UPS)の業績見通し引き下げが米景気減速を巡る懸念をあおった。 また、中堅銀ファースト・リパブリック・バンクが第1・四半期に1000億ドル余りの預金が流出したと発表したことで、銀行セクターの健全性を巡る不安も強まった。