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2025.2.5(水)株式相場           株式相場の記録をしていきます

・日経平均株価は前営業日比33.11円高と小幅続伸。米国ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の強さが目立ったことから、東京市場でも寄り付きは半導体関連など輸出ハイテク株に追い風となった。しかし、その後は円高などを背景に上値の重い展開となり、徐々に売り優勢に変わった。今週に石破首相とトランプ米大統領との日米首脳会談が予定され、この内容を見極めたいとの思惑も様子見ムードにつながった。しかし、日経平均は前引け時点ではマイナス圏に沈んでいたが、後場中ごろにトヨタの好決算が発表され、これを契機に浮揚力が働いた。日経平均はその後も方向感なくもみ合ったものの、結局小幅上昇して引けている。値上がり銘柄数は全体の57%を占めたが、売買代金上位10傑をみると半導体関連や防衛関連など下げている銘柄が多い。

・春節連休明けの中国株式市場は下落。休場中に起こった米中の関税合戦や人工知能(AI)セクターの「ディープシークショック」をこなす展開となった。香港株式市場は反落。今週、中国企業株(H株)が4%超上昇し3
カ月ぶり高値を付け、テック株も7%近く上昇していたことから利益確定の動きが出た。

・欧州株式市場は続伸して取引を終えた。STOXX欧州600種指数は一時マイナス圏になるなど方向感を欠く中、好業績を手がかりとした製薬などヘルスケア銘柄に買い注文が入り、相場を押し上げた。トランプ米政権が中国に対する追加関税を課し、中国も報復関税を発表したが、相場への影響は限定的だった。

・米国株式市場は主要3指数がいずれも一時の下げから切り返し、続伸して取引を終えた。グーグルの持ち株会社アルファベットのさえない決算を消化したほか、米連邦準備理事会(FRB)による今後の利下げ見通しが意識された。アルファベット株は下落。第4・四半期決算でクラウドコンピューティング事業の減速が示された。人工知能(AI)構築に向けた2025年の設備投資は約750億ドルになる見通しで、市場予想を上回る支出となる。AI関連銘柄は先週、中国の新興企業ディープシークが開発した低価格・高性能のAIモデル台頭を受けて売りが広がったが、一部は回復の兆しを見せている。下げがきつかった半導体大手エヌビディアはこの日上昇した。一方、半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズは下落。第1・四半期のデータセンター事業売上高が前四半期から約7%減少する見通しが嫌気された。

↓2/5 (水) 経済指標をまとめました。

2025.2.5

Fear & Greed Index

2025.2.5

今後の重要イベント

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