2023.10.20(金)株式相場 株式相場の記録をしていきます
経済動向
日経平均は、前営業日比171.26円安と、続落して取引を終えた。前日の米国市場で長期金利が上昇し株価が下落した流れを引き継いだ。週末の中東情勢の事態悪化も警戒されており、手じまい売りも優勢となった。日経平均は1日を通してマイナス圏での推移となった。
中国株式市場は3日続落して引けた。中東情勢の緊迫化や米長期金利上昇を受けた海外の株安に追随し、主要指数は年初来安値を更新した。
欧州株式市場は続落して取引を終えた。中東情勢悪化への懸念や欧米の国債利回りの上昇を背景に、投資家がリスク回避の姿勢を強めた。一部企業の決算内容がさえなかったことも売りを後押しした。
米国株式市場は主要株価指数が大幅安で取引を終えた。追加利上げやイスラエルとイスラム組織ハマスとの紛争拡大が懸念され、週間でも大幅な値下がりを記録した。S&P総合500種とナスダック総合<がそれぞれ1%超下落。S&P主要11セクターは情報技術と金融の下げが目立った。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインが20日の取引で、7月以降で初めて3万ドルを突破した。暗号資産全体で地合いが不安定となる中、週間の上昇率は10%超となった。ビットコインは一時3万0022ドルと7月23日以来の高値を付けた。この日は4%上昇した。市場では、世界最大の資産運用会社ブラックロックなどの金融大手が米証券取引委員会(SEC)に申請したビットコインの上場投資信託(ETF)の動向が注目されており、申請が承認されればビットコインへの新規資金の流入が見込まれるとの声が出ている。