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2025.2.18(火)株式相場 株式相場の記録をしていきます
・日経平均株価は前営業日比96.15円高と続伸。朝方に買い優勢でスタートした後、いったん値を消したがその後は買い直され、後場取引前半にこの日の高値をつけた。しかし、再び軟化する展開となり、結局日経平均は上昇して取引を終えたものの上げ幅は100円に届かなかった。前日の米国株市場は休場となったが、ここ強い動きをみせていた欧州株市場がほぼ全面高商状となり、独DAXは史上最高値を更新、東京市場でもこのリスクオンの流れが波及した。一方、債券市場では長期債が売られ、10年債利回りは1.43%台まで急上昇、これが市場センチメントを冷やす格好となっている。業種別では金利上昇を追い風に銀行セクターが高い。全体売買代金は4兆3000億円台で前日の水準を下回るなど低調だった。
・中国株式市場は反落。序盤は上昇していたが、利益確定売りでマイナス圏に落ち込んだ。香港株式市場はテック株主導で大幅反発した。習近平国家主席が電子商取引大手アリババの共同創業者、馬雲(ジャック・マー)氏ら財界要人を招いた会合を17日に開催したことを受け、テック業界に対する当局の締め付け姿勢が転換するとの見方が広がった。アリババは3.3%上昇し3年ぶり高値付近。
・欧州株式市場は、STOXX欧州600種指数が続伸し、終値ベースとしての最高値を更新した。欧州の軍事費拡大が見込まれるとして、防衛関連銘柄の買いが膨らんだ。銀行株も上昇し、相場を支えた。米国とロシアはサウジアラビアの首都リヤドでのウクライナ抜きでの高官会合後、ロシアとウクライナの停戦を巡って道筋を模索することなどで合意した。欧州首脳の間では防衛力の強化に向けた支出増が必要だとの声が出ており、国債発行が増える可能性が高いとみられている。ユーロ圏の債券市場での利回り上昇を受け、STOXXユーロ圏銀行株指数は1.96%上昇。
・米国株式市場は上昇して取引を終了。S&P総合500種は終値で最高値を更新した。決算シーズンが終盤に入り、連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨公表を控える中、地政学的な不透明感も漂っており、主要3指数はほぼ終始、マイナス圏とプラス圏を行き来する展開だった。あすにはFOMC議事要旨が公表されるほか、週内には主要小売企業の決算も控えている。
↓2/18 (火) 経済指標をまとめました。
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Fear & Greed Index
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今後の重要イベント
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