2023.12.21(木)株式相場 株式相場の記録をしていきます
経済動向
日経平均は、前営業日比535.47円安と、3日ぶりに反落して取引を終えた。前日の米株安が嫌気され、半導体関連などの主力株を中心に売りが先行。日銀金融政策決定会合を通過後の安心感から株高となっていたこともあり、利益確定が優勢となった。トヨタ自動車は、傘下のダイハツ工業の出荷一時停止やリコールの発表が嫌気され4%安となった。
中国株式市場は反発。前日は約5年ぶり安値を付けていた。香港株式市場は横ばい。このところ上昇し続けていた米株式市場が反落したことを受けて世界的に株価が下落したことが重しとなった。
米商務省が21日発表した第3・四半期の実質国内総生産(GDP)確報値は年率換算で前期比4.9%増と、改定値の5.2%増から下方改定された。
欧州株式市場は3日ぶりに反落して取引を終えた。前日までは、世界の主要中央銀行が来年利下げを開始するとの観測を背景に上昇していた。STOXX欧州600種自動車・部品株指数は0.81%、不動産株指数は0.76%それぞれ下げた。一方、ヘルスケア株指数は0.16%上げた。
米国株式市場は反発し、前日の下落分の大半を取り戻して取引を終えた。経済指標を受けて米連邦準備理事会(FRB)の金融緩和を巡る楽観的な見方が高まり、リスク地合いが改善した。主要3指数はいずれも上昇。四半期業績見通しが市場予想を上回った半導体大手マイクロン・テクノロジーが急伸し、半導体株が買われ、ナスダック総合が指数の上げを主導した。株価は取引終盤に近づくにつれ上昇が加速。S&P総合500種とナスダックは1%超値上がりした。