2023.11.7(火)株式相場 株式相場の記録をしていきます
経済動向
日経平均は、前営業日比436.66円安と5営業日ぶりに反落した。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数が続伸歩調を維持したが、いずれも上げ幅は小さく上値が重かった。米長期金利も再び上昇に転じており、東京市場ではリスク回避ムードがにわかに高まった。日経平均は前日までの4営業日合計で2000円あまりの上昇を示していたことで目先筋の利食いを誘発しやすかった面もある。特に前場後半以降は一貫して水準を切り下げる展開となり、ほぼ安値引けに近い形となった。取引時間中は軟調なアジア株や米株価指数先物を横目に押し目に買い向かう動きもまばらだった。個別では決算発表絡みで明暗を分けたが、大型株で株価を急落させるものが相次ぎ地合いの悪さを助長した。値下がり銘柄数は全体の75%を占めている。
中国・香港株式市場は反落して引けた。最新の中国貿易統計で景気回復が依然まだら模様であることが浮き彫りになった。海外の金融引き締めに関する懸念再燃を受けたアジア株の下落も重しとなった。
欧州株式市場は続落して取引を終えた。ポルトガル株が大幅下落し、コスタ首相の辞意表明がマイナス材料となった。コスタ氏率いる社会党によるリチウム採掘や水素関連事業を巡る不正疑惑に対する捜査が進められる中での辞意表明を受け、ポルトガルのPSI─20指数は2.54%下落した。
米国株式市場は続伸し、S&P総合500種とナスダック総合が2年ぶりの連騰を記録した。米連邦準備理事会(FRB)の利上げサイクルが終了したとの観測を背景に米国債利回りが低下し、超大型グロース株に買いが入った。利上げ終了観測はここ数日で強まっているが、市場は引き続き追加利上げの可能性も警戒している。FRBの当局者らは政策金利の道筋に
ついて慎重な発言を続けている。
↓11/7 (火) 経済指標をまとめました。
今後の重要イベント
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