2023.5.31(水)株式相場 株式相場の記録をしていきます
経済動向
日経平均は、前営業日比440.28円安と、5日ぶりに反落して取引を終えた。為替の円高進行や米債務上限問題への警戒感がくすぶる中、高値警戒感もあって利益確定売りが強まった。指数寄与度の大きい銘柄を中心に幅広く売られ、一時500円超安に下落した。一方、5月の月間では前月末比2031円の上昇となり、20年11月(3456円)以来の上昇幅となった。4月の814円高から、さらに上昇幅は拡大した。
香港株式市場は急落して取引を終えた。中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想を下回ったことや米中関係の緊張が嫌気され、弱気相場入りに近づいた。5月の中国製造業PMIは48.8と5カ月ぶりの低水準を付け、中国経済に対する懸念が高まった。米国に上場している中国株が売られたことも重しとなり、香港の主要株価指数は全て大幅安となった。
欧州株式市場は続落して取引を終えた。中国の低調な経済指標による世界的な減速懸念や米国の債務上限を巡る不透明感が、一部の主要ユーロ経済圏でのインフレ緩和の兆候による期待感を上回って売りが優勢となった。
米国株式市場は下落して取引を終えた。予想外に強い雇用指標が、米連邦準備理事会(FRB)の6月再利上げを警戒する投資家を動揺させた。債務上限を巡る合意案の下院での採決がこの日の夜に予定されている。大半のアナリストは議会承認を予想しており、バイデン米大統領は6月5日までに署名できるとの見方を示している。米労働省が31日発表した4月の雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が35万8000件増の1010万件となり、予想外に増加した。
↓5/31(水)経済指標をまとめました。
今後の重要イベント
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