見出し画像

2025.1.28(火)株式相場           株式相場の記録をしていきます

・日経平均株価は前営業日比548.93円安と続急落。特に半導体セクターの軟調が際立ち、データセンター関連として買われた電線株も利食い急ぎの動きが表面化し日経平均を押し下げた。前日の米国株市場では、中国のAIスタートアップが開発した低コストのAI新モデルが、ハイスペックで高価なAI用半導体の需要を減退させるとの思惑から、エヌビディアなどが記録的な下げに見舞われ、半導体セクター全般にも売りが広がった。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の下げも大きくなり、東京市場もリスク回避目的の売りがかさんだ。一方、内需株は中小型株中心に買われる銘柄が目立ち、値上がり銘柄数が全体の3分の2を占めている。売買代金も膨らみ、昨年12月20日以来となる5兆円台に乗せた。

・中国のスタートアップ企業、ディープシーク(深度求索)が開発した低コストの生成人工知能(AI)モデルについて、米国のAI企業の開発者は称賛の一方で、数十億ドルを投入した米国の技術を上回るものかどうか分析を進めている。中国のAIモデルは米国の最先端モデルに対して以前は18カ月遅れていたが、現在はその差が6カ月に縮まったと関係者はみている。ディープシークがAIモデルを無料で提供し急速に人気を集めており、同社が十分な半導体チップを確保できなくなる恐れがあるという。

・欧州株式市場は反発して取引を終えた。小売株などが買われ、STOXX欧州600種指数は最高値を更新して引けた。中国の新興企業による低コストの人工知能(AI)モデルの公表を受けて、AI投資を巡る懸念が浮上し、27日はハイテク株が世界的に大幅下落したが、28日は売り圧力が弱まった。

・米国株式市場は上昇して取引を終えた。前日に急落した半導体大手エヌビディアなど人工知能(AI)関連銘柄を買い戻す動きが出た。ナスダック総合が2%高で上げを主導。前日に17%安となったエヌビディアが8.9%上昇し、同指数を押し上げた。S&P総合500種の主要セクターでは情報技術の上昇率が3.6%と最大で、昨年7月31日以来の上昇率を記録。フィラデルフィア半導体指数も1.1%高となった。

↓1/28 (火) 経済指標をまとめました。

2025.1.28

Fear & Greed Index

2025.1.28

今後の重要イベント

今後の重要イベント

いいなと思ったら応援しよう!