2023.12.11(月)株式相場 株式相場の記録をしていきます
経済動向
日経平均株価は前営業日比483.94円高と3日ぶり急反発。前週末の欧州株市場が全面高に買われたが、その流れを引き継いで米国株市場でもNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇。注目された11月の米雇用統計は、雇用者数の伸びや賃金の伸びが事前コンセンサスから上振れる内容で米景気の強さが確認されたが、想定を大きく上回るほどではなく、FRBによる金融引き締めは既に終了状態にあるとの見方に変化はみられなかった。外国為替市場では米長期金利の上昇を受け円安に振れたが、東京市場ではこれが輸出セクターに追い風となっている。ただ、今週13日までの日程で行われるFOMCを前に買い一巡後に日経平均はやや伸び悩む展開を強いられた。
中国株式市場は後場に切り返し、上昇して取引を終えた。デフレ圧力の高まりを受け、さらなる政策支援を期待した買いが入った。香港株式市場は下落して引けた。
欧州株式市場は続伸して取引を終えた。世界的に金融政策緩和への観測が強まる中、週内の11月の米消費者物価指数(CPI)発表や主要中央銀行の金融政策会合での決定が投資家から注目されている。
米国株式市場は続伸し、今年の最高値を更新した。インフレ指標の発表や連邦公開市場委員会(FOMC)など週内に金利動向に関する投資家の見方に大きな影響を与えるイベントを控え、上げは小幅にとどまった。米連邦準備理事会(FRB)は12─13日のFOMCで政策金利を据え置くと予想されているが、利下げ開始時期が引き続き焦点になる。来年3月に少なくとも25ベーシスポイント(bp)の利下げが実施される確率は43%前後織り込まれており、5月の確率は75%近い。
↓12/11 (月) 経済指標をまとめました。
今後の重要イベント
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?