2023.7.3(月)株式相場 株式相場の記録をしていきます
経済動向
日経平均株価は前営業日比564.29円高と急反発。リスク選好ムードの強い地合いで、日経平均は朝方から大きく買い優勢の展開で一気に水準を切り上げた。前日の欧州株市場で主要国の株価指数が全面高だったほか、米国株市場でもハイテク株中心に買いが入り、ナスダック総合株価指数は年初来高値を更新した。これを受けて東京市場でもハイテクセクターを中心に投資資金が流入した。半導体関連への買いが目立ち全体相場を押し上げる格好に。朝方取引開始前に発表された6月の日銀短観で企業の景況感改善が確認され、市場のセンチメントを強気に傾けた。一方、日銀の金融緩和政策は今後も続くことが予想されるなか、海外投資家とみられる資金が流入し、後場も先物主導で日経平均の強調展開が続いた。業種別騰落では33業種全てが上昇、値上がり銘柄数はプライム市場の8割強を占めた。
中国株式市場は続伸して終了した。香港株は急反発。中国人民銀行(中央銀行)が先週末に穏健な金融政策を的確かつ力強く実施すると表明したことを受け、追加緩和への期待が高まった。
3日の米国株式市場で、米電気自動車(EV)大手テスラの株価が6%上昇した。第2・四半期の納車台数が46万6140台と、リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の44万5000台を上回り、過去最高に達したことを受けた。積極的な値下げと米政府のEV購入向け税控除措置が追い風となり、前期比で10%、前年比では83%の増加となった。
週明けの欧州株式市場は反落して取引を終えた。英製薬大手アストラゼネカが8.0%急落し、下落率は2020年3月以来、約3年4カ月ぶりの大きさとなった。STOXX欧州600種ヘルスケア株指数が1.99%下落し、相場を押し下げた。一方、資源株指数は2.16%上昇し、セクター別で上昇率トップだった。この日発表された6月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が前月から悪化し、中国政府がより強力な景気刺激策を実施するとの期待から大部分の金属価格が上昇したことが株価を押し上げた。
米国株式市場は祝日を控え短縮取引となる中、S&P総合500種がほぼ変わらずで取引を終えた。テスラや銀行株が上昇したものの、ヘルスケア株の下げで相殺された。テスラは6.9%高で終了。第2・四半期の納車台数が46万6140台と、リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の44万5000台を上回り、過去最高に達したことを受けた。
↓7/3(月)経済指標をまとめました。
今後の重要イベント
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?