2023.10.12(木)株式相場 株式相場の記録をしていきます
経済動向
日経平均株価は前営業日比558.15円高と3日続伸。前日の米国株市場では、物価指標の発表を受けて金融引き締め長期化への警戒感が後退、米長期金利の低下を背景にハイテク株を中心として買いが優勢となり、これを引き継いで東京市場でも半導体関連株を主軸に全体相場が押し上げられる形となった。あすのオプションSQ算出を前に損失確定目的の空売り買い戻しを誘発、後場の取引では、先物に引っ張られる格好で日経平均は一貫して水準を切り上げる動きとなった。値上がり銘柄数は全体の7割強を占めた。また、売買代金は5営業日ぶりに4兆円台に乗せている。
中国・香港株式市場は続伸。中国市場は、国有投資会社による四大国有銀行株買い増しが支援した。今月末に中国で開催される安全保障会合に米政府が当局者を参加させるとの報道も米中関係改善の兆しとして好感された。
米労働省が12日発表した9月の消費者物価指数(CPI)は、家賃やガソリン代主導で上昇したが、基調的なインフレの伸び鈍化を示唆した。
CPIは前月比0.4%上昇。8月の0.6%上昇から鈍化した。前年比は3.7%上昇で8月と変わらずだった。ロイター調査によるエコノミスト予想は前月比0.3%上昇、前年比3.6%上昇だった。変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は0.3%上昇。中古車価格は下落したが、家賃の高騰で住居費は上昇した。前年比は4.1%上昇し、前月の4.3%から鈍化した。欧州株式市場は続伸して取引を終えた。米国の9月の消費者物価指数(CPI)が予想より上昇したことを受けて上げ幅が縮まった。
米国株式市場は反落して取引を終えた。低調な米30年国債入札を受け、国債利回りが上昇したことを嫌気した。9月の消費者物価指数(CPI)は、家賃やガソリン代主導で上昇したが、基調的なインフレの伸び鈍化を示唆した。CPI発表後、S&P総合500種は前日終値をはさんで推移していたが、米東部時間午後1時(日本時間13日午前2時)に発表された30年債入札結果を受けて下落基調を鮮明にした。