2023.9.1(金)株式相場 株式相場の記録をしていきます
経済動向
日経平均は、前営業日比91.28円高と、5日続伸して取引を終えた。9月に入り、月末の中間配当の権利落ち日を意識した買いが入った。買い一巡後は米雇用統計の公表を控え、様子見ムードが強まった。TOPIXは終値ベースで年初来高値を更新し、約33年ぶりの高水準となった。
中国株式市場は不動産株が主導して反発して引けた。当局が住宅セクター支援策を打ち出したことを好感した。財新/S&Pグローバルの8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回ったことも追い風となった。香港株式市場は台風接近により休場となった。
欧州株式市場はほぼ横ばいで取引を終えた。資源株やエネルギー関連株が買われた一方、高級品銘柄や自動車株は下落した。
米労働省が1日発表した8月の雇用統計で、雇用増に貢献した業種の数が今年1月以来の多さとなったことが分かった。8月は失業率が3.8%に上昇したが、失業率の上昇が労働市場の弱体化を示すものではないとの見方が改めて裏付けられた。
米国株式市場は、S&P総合500種とダウ工業株30種が上昇して終了した。8月の雇用統計で失業率が上昇したことを受け、米連邦準備理事会(FRB)は今月の会合で利上げを一時停止するとの見方が一段と強まった。一方、メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーと ケーブルテレビ大手チャーター・コミュニケーションズの料金トラブルによりストリーミング配信会社が急落したことで、ナスダック総合はマイナス圏で引けた。