ちろる@高次脳機能障がい介助に奮闘中

結婚3か月後に義父が事故で高次脳機能障害に、義父との同居介助を決意。一足飛びにうまくい…

ちろる@高次脳機能障がい介助に奮闘中

結婚3か月後に義父が事故で高次脳機能障害に、義父との同居介助を決意。一足飛びにうまくいくことなんてなく日々悪戦苦闘しながらも発見する喜びや溜まった愚痴を徒然に。

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自己紹介

はじめまして。 みやけと申します。 この度思い立ってnoteを始めることにしました。 まずは簡単に自己紹介をさせていただきます。 プロフィール 夫と結婚直後、交通事故により義父が高次脳機能障害を負い、その後義母は離婚、後期高齢者の義祖父母が介助していたものの老いに抗うことはことはできず、「こんなに早く自分の出番が来ると思ってなかった」と若干後悔しつつこの度介助のバトンを受け取り、義父の同居介助とやんちゃなかわいいざかりの2児の子育ての二足の草鞋を履く、笑いあり涙ありの田

    • 高次脳機能障害の症状と対策について

      今現在の義父の状態と家族がとっている対策や関わり方を書いていこうと思う。 私が最も意識していることは 「ぶれないこと」 「絶対に許容しない一線を関わる全員で統一して引くこと」 である。 高次脳機能障害の厄介なものの一つが「臨機応変な対応ができないこと」である。 アルコール依存症の治療に関しても健常者だと頑張ったプロセスを重視して徐々に減らす方法もあるだろうが、高次脳機能障害の場合「徐々に減らす」ことが理解できないのである。 「治療の最初は毎日飲んでもよかったのに、今治療が進

      • 「高次脳機能障害」を近くで支える人間はどうあるのがいいのかわからない

        私が高次脳機能障害の義父と関わるときに重要にしていることがある。 それは、 「義父の命を脅かさないこと」である。 同居介助する決断をした根底もここにある。 というのも、人間誰しも命を脅かされた状況で夢や目標に走ることはできるだろうか? もちろん少数派でいるのはいるだろうが、やはり高次脳機能障害というハンディキャップを抱える義父にとってまずは命の保証をすることがリハビリや障害を受け入れて前に進む最低ラインなのでは、と考えた。 高次脳機能障害のリハビリの本を何冊か読んだが、

        • 最優先事項について考える

          今私がしていることのお話をします。 最優先事項は義父と家族の生活を守ること。 「義父」と書くと「旦那さんは何をしているの?」と言われることもあるが、私は2人の妊娠出産産休育休を4年取り、さらに復帰後も時短のパートだったためおそらく夫の生涯賃金を超えることはなかったと思う。 義父の生活を支えつつ、自分たちと子どもの将来も考える必要があった。 私が義父の介助をする義務はないが、かといって夫が仕事も介助もするのも無茶なのでは、、? 夫がそれをすると子どもと関わる時間が圧倒的に減

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          同居にいたるまで、そして決断

          「義父と同居して介助している」 というと、ほとんどの人から 「えらいね」「すごいね」と言われる。 それだけだといいのだが 「義父なのにそこまでしなくても」 「無理せず施設や福祉を頼ったら?」 と言われることも多々あり、そのたび心の中で 「うるせーーー!なんも知らんくせに好き勝手言うなーーー!」 と叫んでいる。 なので、まずはどんな経緯で同居することになったのか 書いていこうと思う。 ことの発端は6年前、義父が交通事故に遭った。 夫と入籍して幸せの絶頂の3か月後のことだった