40歳を目前にしてマウスの持ち方と動かし方を変えた話
こんにちは、今年40歳を迎えるクリエイティブ部の蜂巣です。
花粉症でツラい日が増えてきました。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか?
ゲームが趣味で日々ゲーム関連の話題やニュースを見漁っている毎日です。
そんな中最近ゲーム好きの人間の間で話題になっている動画ありまして、その内容というのがゲームにおけるマウスを持つときのフォームや使い方というもの。
その動画を見たときに、ゲーマーだけではなくてデザイナーにも当てはまるのではないかと思い、思い切って長年に渡って染み付いたマウスの持ち方と動かし方を矯正してみました。
この仕事をはじめてからだいぶ年数が経ってきてマウスのポインタースピード(感度)を思い返してみたときに若い時に比べてマウス感度の設定がだいぶ遅くなっていて、若いときは数センチ動かしただけで端まで行くくらいのマックスのスピードで、今はその何倍も遅いマウス感度で仕事をしています。
年齢とともに筋力や反応速度も落ちているのと、レイアウト調整のときなどは細かい動きが求められるので、作業しやすい感度にしたという経緯もあります。
ただ、マウスの感度を下げただけでマウスの持ち方や手や腕の使い方を変えていたわけではなかったので、最近になって違和感というか使いにくさを感じることが多くなってきたこともあり、マウスの持ち方や動かし方を変えてみることにしました。
まず、マウスの持ち方からですが、大きくわけて「かぶせ持ち」「つかみ持ち」「つまみ持ち」の3つに分けられます。
もちろん、これ以外の持ち方をする方もいますが、大体はこの3種類から派生したものとなることが多いです。
これらの持ち方にはそれぞれ長所と短所があるので紹介します。
かぶせ持ち
「かぶせ持ち」とは手全体でマウスを覆って持つ持ち方で、大きく、速く動かすことが得意。
マウスとの接点が多いので長時間使っていても疲れにくいのがメリット。
大きく動かすことは得意だが細かい操作が苦手でクリック速度も遅めで、中型から大型のマウスでも比較的楽に扱うことができる。
つかみ持ち
「つかみ持ち」とは指先と手のひらの一部でマウスを持ちクリック動作がしやすいのが特徴。
指先の微妙な感覚を直接マウスに伝えることができるので細かい動きが必要なゲーマーやクリエイターに多い持ち方。ただし、なれないうちは違和感が多い。
つまみ持ち
「つまみ持ち」は、ほぼ指先のみでマウスを扱う持ち方で、手のひらはほぼ触れずに操作する。
つかみ持ちよりさらに繊細なコントロールが可能かつ、指先のみで操作するので俊敏な動きにも対応できる。
しかし、かなり不安定な持ち方なのでなれないうちは操作が難しい。
私はもともとこの中の「かぶせ持ち」で指先だけや手首だけを使ってマウス操作をしていました。
マウス感度が高いときは良かったのですが、マウス感度を下げたことでどうしても動きがもっさりとしてしまって、若干のストレスを感じることが多くなったので、思い切ってマウスの持ち方を「つまみ持ち」に変えてみました。
変更当初は持ち方が全く違うのでやはり慣れるまでの違和感がすごかったですが、慣れてしまえばマウスの感度が低いことが気にならないくらいかなり機敏に細かく動作ができるようになりました。
次に考えたのが手や腕の動かし方です。
マウスの感度が高いときは腕を使って大きく動かしてしまうとポインターがどこかに行ってしまっていたので、指先や手首だけをちょこちょこと動かすような動きになりがちでした。
それを腕全体で動かすように変更しました。
肘から下の腕全体でマウスを動かすイメージで、手首は固定するわけではなく力を抜いてマウスをつまんだ指で動かしたときに自然と蛇の用に連動するような感覚です。
ペンで文字を書いていくときみたいなものをイメージしてもらえると近いかもしれないです。
指先や手首でマウスを操作していると細かく動かしたいときなどの微妙な操作が難しくその分集中力も無駄な部分で使ってしまいますし、手にも無駄な力が入ってしまっていたので疲労の原因にもなっていたと思います。
動かし方を変えたこととマウス感度を下げたことでマウスポインターが思っている位置にピンポイントで行くようにもなり、微々たるものですが、より効率よく作業もできるようになりました。
何より体全体の力も自然と抜けるので疲労を感じにくくなったのが大きいかもしれないです。
いろいろ紹介させていただきましたが、たまたま私にこのやり方がマッチしたというだけで人それぞれやりやすい方法があると思うので何が正解でこうしないければいけないとかはないと思います。
なんとなくマウスの持ち方や動かし方で悩んでいる方がいれば参考程度に見ていただければ嬉しいです。