江戸の下町へ
こんにちは、プロデュース部の橋口です。
今回は前回に引き続き、レトロなスポットを訪れてみました。
場所は江東区、「深川江戸資料館」という施設です。
最寄りは清澄白河で、都心からもアクセスしやすいエリアにあります。
深川めしなどが有名な東京の下町ですね。
その名の通り、江戸時代後期の隅田川沿いの深川佐賀町の町並みを実物大で再現していて、一日の移り変わりを音響や照明などで演出するほか、再現されたお店や長屋に実際に上がって生活用具などに触れることも出来る、体験型の屋内展示施設になっています。
資料館と聞くと書物や物品が展示されているような、こじんまりとしたイメージが浮かびますが、ここは、地下1階から地上2階までの吹き抜けの大空間に原寸大の建物が並んでいて、ちょっとしたテーマパークのような規模で驚かされました。
屋内展示なので、天候に左右されず観覧することが出来るのも魅力ですね。
今回も、いくつか印象に残ったものをピックアップして紹介してみようと思います。
■猪牙舟
船着き場と宿が再現された一角があります。
この船は猪牙舟(ちょきぶね)といって、今で言う水上タクシーのような乗り物だそうです。
大小様々な河川が入り組む下町ならではの交通手段ですね。
桟橋や石垣はもちろん、川底の泥まで再現されていて臨場感が半端ないです。
■手ぬぐい用物干し
デザイン的にとても気になったのが、この竹製の手ぬぐい用の物干しです。
竹の曲線をうまく利用した、とてもおしゃれな形をしていますね。
円柱形なので、横にズラッと並べるよりもそれぞれの手ぬぐいに風が当たりやすく、実用性も兼ねられていいて眺めながら感心していました。
■江戸のファストフード
町中にはいくつか屋台も点在していました。
串に刺さった天ぷらを売る屋台。江戸前の新鮮な魚介類、贅沢ですね〜。
稲荷寿司の屋台
門のような形をしたこちらは、なんと蕎麦屋。
左右の柱の中に商売道具一式が格納されていました。
天ぷらの串焼きなどは現代でも流行りそうですよね。
魚好きな自分もきっと飛びつくと思います。
館内には、このように解説イラストを展示するエリアも用意されているのでとてもわかり易いです。
展示物のそばに解説看板を建てずに、別途スペースを用意してあるのも
没入感を損なわないための粋な計らいですね。
他にも沢山の見どころがあり、時間を忘れてしまう程ボリュームのある施設でした。今度の連休は、ぜひ江戸の空気を味合いに足を運んでみてはいかがでしょうか。