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そうだ 今日、行こう。ちょっとふらっとミュージアム

クリエイティブ部の外山です。
日本におけるコロナウイルスの感染拡大から早三年。
時期によって差はありましたが、この期間中の外出控えにより、サブスク形式の動画配信サービスに加入。(数えたら)アニメだけで40〜50作品を見ていました。
そして、アニメに加えて、数年間に渡り冷めていた読書熱が昨秋より再発。こちらは月に2〜3冊のペース。

ただし、職業的に感じたのは「読書は、読解力は上がるかもしれないが、文章力が上がる気はしない・・・」こと。まあ、エンタメなのでそこは趣味の領域ということで。

さて、昨年から各種規制が徐々に緩和されてきましたね。
そこで、週末のお天気のいい日曜日、アニメや読書もいいけど、また別の文化に触れてみよう、ということでサイクリングがてら身近なミュージアム巡りにでかけることに。
予定コースは、世田谷区の文学館、目黒区の美術館、杉並区の博物館です。

まず、甲州街道をまっすぐ西に向かってやってきたのは世田谷文学館。
駅だと京王線の芦花公園。あしはなこうえん、あしかこうえん、ではなく「ろかこうえん」と読みます。

■世田谷文学館
先ほど読書熱が再発、などとカッコつけましたが、読むのはミステリーやノワールが多いため、ちょっと未知の世界。
下北沢ゆかりの作家さんのコレクション展を見て、「今年必ず読んでみよう!」と思った作家さんに出会えたのはラッキー。
マイ読書ブーム 次の章では、近代文学にも足を踏み入れてみよう。
また、図書館には一部マンガや懐かしの雑誌POPEYEとも展示されており、青春時代に舞い戻ることができました。

新宿方面に戻りながらのお昼は、休日ひとりランチの定番、ラーメン。
場所的にめざすは上北沢の「らぁめん小池」。
ビブグルマン連続獲得の味は言葉で表しても陳腐になるため割愛です。

続いて向かったのは、本日のメインイベント。目黒区の最北端に位置する美術館「日本民藝館」です。

■日本民藝館
以前にも来たことがあるのですが、その佇まいからしても雰囲気抜群の美術館です。

常設でも陶器や漆器、木工品など、数多くの日本の工芸品が展示されていますが、今回は柚木沙弥郎さんの特別展が開催中です。お名前は存じ上げておりましたが、無知を痛感しました。そのアートワークはまさに圧巻。生誕100年を記念したものでしたが、その歴史を感じさせると言っていいのか、また感じさせないと言ったほうがいいのか、まさに今この瞬間にも合ったその感性は、語彙力がなく恐縮ですがまさに天才です。一箇所のみ写真撮影が可能なスペースがあったのでパチリ。この燕、気になってしょうがない。

民藝館で時間を使いすぎました。いや、メインイベントなのでしょうがない。この時点でもうすぐ16時。
そして最後は、杉並区が運営している博物館。17時までの営業です。桐谷さんを思い出し、自転車のギアをあげます。

■杉並区立郷土博物館
到着。長屋門、さらに館内を通り抜けた先、まずはこのために来たとも言える古民家へ。江戸時代の寛政年間(1789〜1800年)頃の住宅とのこと。

土間があって、囲炉裏があって、石臼があって、とタイムスリップ感をひととき味わえます。
古民家に興味が湧いたので、今度は川崎市の日本民家園にでも行ってみようと思います。

どこかに行くことで、また別のどこかに行きたくなる。
そんな当たり前だった世の中に戻ります。

もうすぐ春。おでかけしたくなる季節がやってきます。