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雑記 実績編

前回の記事で書いたゲームにおける実績の話をちゃんと書こうということで、実績システムにも好きな形式と嫌いな形式があるんだよなっていう話です。

まず大前提として実績ってやるもやらないも自由だから別にやりたくなければやらなければ良くね?っていう意見があると思うんですよ。
自分も概ね同意見なんですけど、ちゃんとゲームが面白くなるような実績だったらゲームをもっと楽しめるよねっていう話です。

とりあえず自分の理想の実績形式を端的に言うと「製作者がやってほしいこと」かつ「ゲーム性から大きく外れてないこと」が設定されててほしい。
逆にそうではない実績なら無くてもいい、むしろ無いほうがスッキリするまである。

例えば敵倒す意味があんまりないゲームに敵撃破数1000体みたいな実績がついてた場合、制作者に「倒す意味のない敵を1000体倒してほしいんですか?」って聞いて「そうです」って言うならもうしょうがないですけどそんな人はそうそういないだろうし、そもそも倒す意味の無い敵を大量に倒すっていう行為はゲーム性と合ってない。
そうなると制作者もやってほしくないしユーザーも別にやりたくない目標とかいう無意味なコンテンツが生み出されることになる。

ここで実際にあった実績でやりたくないなって思ったやつ紹介コーナー

ヒントを全部聞く
ヒントとか典型的な見たい人だけ見るコンテンツなのに全部見ろって言われるのはどうなの。一応全部見てみたけどテキストが面白いみたいなこともないただのヒントでした。

アイテムをコンプする
別に普通の実績なんですけど、二度と前のステージに戻れないゲームだったのでもうクリア済みのデータでは取得不可能でした。

特定の攻撃で敵を100体倒す
わざわざ使う意味がない使いにくい攻撃で倒す意味がない雑魚敵をたくさん倒すっていう意味がない実績でした。

これらはゲーム性とずれてるからたとえ製作者がやってほしいと思ってても面白くはないなとなりました。

じゃあ逆に今までやったゲームで良い実績だと思ったのはどんな実績があるかなんですけど、一番印象に残った実績はThe Stanley Parableの「430番のドアを5回ノックする」っていう実績ですね。
そもそもこのゲームが相当個性的でコミカルなゲームなのであれなんですけど。

実際に5回ノックすると「本当に5回ノックしただけで実績がもらえると思ったのか?」みたいなナレーションが流れて実績解除のためのサブストーリーが始まるっていうとんでもないものになってます。
これはゲーム性に合った製作者がやってほしいことですよね。実績として正しいあり方なのかは非常に怪しいですけど面白かった。

ちなみにこのゲームには「5年間ゲームを起動しない」とか「火曜日の間ゲームを起動し続ける」みたいなヤバい実績もあります。
どう考えても良い実績ではないんですけど、ここまでくるともう良い悪いじゃなくて実績そのものがネタですね。やってて楽しくない実績があるよりはよっぽど面白いかもしれない。

The Stanley Parableは結構極端な例ですが、要はこれをやったらもっとこのゲームを楽しめるって自信を持って言えるようなことを実績にしてほしいということです。
プレイヤーに苦労してもらおうとか、無駄に長く遊んでもらおうとか思ってつけた実績はよほどの実績マニアしか楽しめないと思うので。

あとこれは蛇足的なやつだから軽く触れるだけにするんですけど、隠し実績っている?どう考えてもわかるわけないような実績を隠してもやんなくなるか調べてやるだけだと思うんだけど。

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