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千住からみた富士山

書体仕事を毎日していると、仕事が好きなんだな…と思われているかも…。
しかし私は書体制作が特別好きな訳ではない…。
むしろ、嫌いだ…。
真剣にやればやるほど、大変だしツライ…。

しかし、自分で考えて制作した書体が、世に出て使われていくのを見るのは好きだ。
多くの人に使われ、多くの人の目に触れた書体は、少なからず社会に影響を与えていると思っている。
その結果が、ロイヤリティという収入になり、しっかりと数値で表されるのが面白く、いまでは生きがいとなっている。
自分でデザインしたものを、自分で管理しているから味わえる幸せ…。
それがあるからツライ仕事を頑張れるのだ…。

どこかの会社から制作費を貰って、下請け仕事として書体制作をしていたら、こういう風にはならない。
もちろん、そういう生き方もあるとは思う。
目先のお金のために次から次に依頼された書体仕事を続ける人生…。
それを私は選ばなかっただけ…。

山頂の後ろに日が沈んだあとは
こういう景色が見られる

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