多焦点眼内レンズの限界か
白内障を治すため、4月16日に両眼の水晶体を多焦点眼内レンズに入れ替えた。
術後だいたい2ヶ月ほど過ぎたか…。
満足してるかと問われたら、ちょっと答えにくい…。
数年前から、白内障が発症してると眼科医で言われていた。
書体仕事で、PC画面やテストプリントの小さな文字を凝視するのがツラくなっていいたのも事実。
だから仕事に区切りをつけて、一生に一度だけのやり直しできない手術を決めたわけだ。
遠・中・近すべての距離が見えるようになる…という謳い文句の「多焦点眼内レンズ」…。
手術前から、このレンズのデメリット情報は知っていたが…(太字部分は私が指定)↓。
自分は大丈夫だろう…と勝手に思い込んで、手術に臨んだ…。
そして現在、就寝前にベッドで読書する時は、老眼鏡を使用している…。
何日か前に、陶器を金継ぎ補修をしたときも、老眼鏡が必要だった…。
先日、新聞を読んでいたとき、こんな経験もした↓。
記事の文字は、なんとか読めるのだ。
しかし、この漫画の4コマ目のオチが分からなかった…。
描かれている「ボタンのつけ方の糸目が」平行かクロスかの違いが、判別できなかった…。
カミさんに聞いたら「すぐに判った」との返答。
ルーペや老眼鏡を使ったら、私も判別できたが…。
今後、視力の変化はまだあるかもしれないが、この状態では文字をデザインしフォント開発する仕事を、自信を持って再開できない気がする…。
ということで今年の後半は、タイプラボのWEBサイトに過去の仕事を掲載する作業をやることにして、それが終わった後にまだ書体制作の気力が残っていたら、書体仕事を復活するか…という気持ちで過ごしている。
(住まいの大規模修繕工事が終わるまでは、WEBサイトの件も始められないと思う)