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読書感想譚🗣👂👀(人は見た目が9割)


※今回は続編にあたる左の書籍『やっぱり見た目が9割』は扱いません🙇

著者 竹内 一郎、191ページ・新潮新書(2005/10/16)刊。

オーディオブック版:5時間13分、朗読 斉藤 康史。


・参考リンク(著者・朗読)・


✏️前回の感想譚『本の「使い方」』の〝おまけコーナー〟で言及した、「文字(言語)と映像(視覚)」編の第一回目、取り急ぎ取り寄せた漫画原作者でもあり大学教授など多方面で活躍している竹内 一郎 著のミリオンセラー『人は見た目が9割』。

今回のテーマは「メラビアンの法則」🗣👂👀。

独学ノート📝

『人は見た目が9割』
竹内 一郎 著・新潮新書

目次
はじめに
第1話 人は見た目で判断する
    ・アクションは口よりも
    ・言葉は7%しか伝えない
    ・信頼できる行動
    ・顔の形と性格の関係
    ・髭はコンプレックスの表れ
    ・ソファーの隙間はなぜ気持ちいいか
第2話 仕草の法則
    ・自分の席から離れない上司
    ・早口で声が高い人
    ・なぜか百姓は東北弁
    ・似たもの夫婦の心理学
    ・頷き過ぎにご用心
    ・オーバーアクションは薄っぺらい
    ・足を大きく開く男
    ・緊張のサイン
    ・サクラは三人以上必要
第3話 女の嘘が見破れない理由
 
   ・「目を見て話す」のは何秒か
    ・女の嘘はばれにくい
    ・勘が鋭い女性とは
    ・潤んだ瞳に注意
    ・髪型の意図
    ・可愛い女の子になる方法
第4話 マンガの伝達力
    ・マンガの技法に学ぶ
    ・構図のインパクト
    ・内面を背景で表現する
    ・読者に語りかける
    ・絵で音を表現する
    ・コマのマジック
    ・タチキリ、見せゴマ
第5話 日本人は無口なおしゃべり
    ・国境を越えるインパール行動
    ・二種類のノンバーバル・コミュニケーション
    ・「語らぬ」文化
    ・「わからせぬ」文化
    ・「いたわる」文化
    ・「ひかえる」文化
    ・「修める」文化
    ・「ささやかな」文化
    ・「流れる」文化
第6話 色と匂いに出でにけり
 
   ・色の力
    ・マンガはなぜモノクロか
    ・色のメッセージ
    ・騒音公害
    ・目立つ色、目立たない色
    ・赤い公衆電話が消えた理由
    ・荷物を軽くする色
    ・色のイメージ
    ・化粧が生む自信
    ・日本のメイクは美を追求しない
    ・匂いの力
    ・匂いのない恋
第7話 良い間、悪い間、抜けてる間
 
   ・タイミングは伝える
    ・間の伝達力
    ・相手に想像させる
    ・観客は交流したい
    ・「読み聞かせ」のコツ
    ・マンガにおける間
    ・沈黙に耐える
第8話 トイレの距離、恋愛の距離
    ・心理的距離は八種類
    ・敵は真正面に座る
    ・男子トイレの法則
    ・リーダーの座席
    ・遠距離恋愛の法則
第9話 舞台は人生だ
    ・外見は人格さえも変える
    ・没個人になるということ
    ・恐怖を表現する
    ・相性のつくり方
    ・暑いとき、人は興奮する
第10話 行儀作法もメッセージ
    ・マナーというノンバーバル行動
    ・応接室への案内
    ・車の席順
第11話 顔色をうかがおう
    ・表情の研究
    ・笑いの伝えるもの
    ・微笑みの持つ重層構造
    ・男女の顔の違い
    ・加齢の特徴
    ・ポーズが伝える感情
あとがき
主要な参考文献

・参考リンク・



✏️あとがき(独学ノート📝)

本書で著者は「メラビアンの法則」ほか、非言語コミュニケーションの例を用いて、人が如何に「見た目」を重視しているか?、仕草や行動で人の心理を推測してのコミュニケーション極意や、日本の文化論や日本マンガ論、舞台芸術論など、多岐に語られている。

ただ、Wikipediaの著者のページにある通り、非常に才能にあふれた優れた人物ではあるが、非言語コミュニケーションの専門家(心理学者)ではない━ことには一点注意がいるかなぁ⋯と。 (⋯続く)

(「メラビアンの法則」にも同心理学の専門家から疑問は投げかけられている)

・参考リンク(2000/11/12追記)・


「文字(言語)と映像(視覚)」編第二回 coming soon⋯


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

−おまけ(映画『マトリックス』シリーズ)−

映画『マトリックス』シリーズは、公開当時世界に広がり普及し始めていた「インターネット(社会)」がモチーフだと思っていたけど、別の見方をすれば「社会・世界システム」でも見ることができるのでは?と以前つぶやきで言及した。

今回のテーマ「メラビアンの法則」って、2作目『マトリックス リローデッド』から登場する主要キャラクター”メロビンジアン〟とネームが似てるけどひょっとして⋯?

『マトリックス』シリーズの監督・脚本はウォシャウスキー兄弟だが、のちにウォシャウスキー姉妹になったのって⋯??

『アニマトリックス』や去年公開された『マトリックス レザレクションズ』まで含めたシリーズ全体の真のテーマ、監督ウォシャウスキー兄弟(姉妹)が伝えたかったことって実は⋯???

と、映画館🎦・ビデオ📼・DVD📀・Blu-ray・配信などなど、かれこれ30回以上は見たシリーズ全体の印象が最近になって少し変わってきた。

他にも、「自由意志」がテーマだ‼︎とか、日本🇯🇵のアニメに強い影響を受けた━と監督自ら語っていたりと、名作はいつまでたっても新たな発見があるエンタメを越えて偉大な存在だなぁ⋯と。🔚


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