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RAW現像・撮影関係アプリ
どれも一長一短。全部まとめて一本にはならないのだろうか、、、
アレしたい、コレもしたいとなるので、いろいろ増えていく。
本業はグラフィックデザイナーで、その制作物のためにカメラをいじりだし、自分で撮影するようになりました。ブツ撮り、人物、風景、集合写真、ストロボ使った撮影もなんでも撮りますが、作品作りというより広告やポスター、冊子用なので、表紙やトビラのビジュアルを意識するためか、縦位置写真が多いし、コピースペースを意識してるのでSNSにアップするような写真ではないです。
印刷物に使うのでトリミングしても耐えれるように高画素優先派、最終的にはPhotoshop形式にして、CMYKデータとして、Indesignで使用する。
親指AF派、Canon派、60D→5Dmk4→R5と渡り歩く。
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Adobe Lightroom Classic
かなり多くの人が使っているであろう。無料や有料のプリセットもあり、手軽で使いやすい。職場ではもちろんコンプリートプラン、プライベートではフォトプランで使用しています。仕事がらAdobe系のソフトとの連携をしなければならないので、これは外せない必須のソフト。Indesignで画像を使用するための前工程で非常に便利。クライアントから入稿された大量のjpgデータなども、全部まとめて解像度を合わせて書き出したり、ホワイトバランスが狂ったjpgの調整なんかも一気にやれる(Photoshopでチマチマやってられない)。が、テザー撮影にはどうも向いていない(重い)。現場で使うソフトではなく、撮影後に職場でセレクトとか、キーワード降っておいてデータ管理、過去のデータを見つけ出す(パソコン内にデータがあってカタログに登録してある場合)とかには便利。
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Photomechanic plus
RAWの閲覧がめちゃくちゃ速い。不要なカットを探し出し削除して、
良さそうなカットにレーティング、キーワード付けて登録するとデータベースを作れるので、パソコン内にデータが無くても過去のデータを検索かけてプレビューを見れるのが便利。日付がファイル名になるようにしているので、撮影日さえ判明すれば、バックアップから探してこれる。
Lightroomの場合はカタログに登録されているものだけの検索。パソコンのHDの肥やしになるだけなので、どんどん消していく方法をとっています。もちろん全データのバックアップは取ってあります。
なので、もっぱらメタデータを付与させて(これが得意なソフトの印象)数年前のデータでも見つけだせるようにデータベースソフトな感じと、最初のざっくりしたセレクトに使っています。現像はできないです。RAW+Jpegで撮影して、カードを読み込むときに、RAWだけとかできちゃう。
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Smartshooter4
オレンジ色のUSBケーブルでおなじみの、TetherTools 社からでています。CaptureOneが高くて悩んでいたときに、テザー撮影用に購入。レスポンスよくサクサク閲覧できるので、しばらく使っていました。タイムラプス、フォーカスブラケット等の機能が無いボディには嬉しいスクリプト機能がある。
QRコードからの情報を自動でファイル名に付与できる機能は、社員全員の個人写真だったり、学生の個別カットなどの管理はもちろん、後工程へ氏名入のファイル名で渡せるので素敵です。
閲覧しながらレーティングが出来ればいいのですが、これが出来ない。iPadでCanonのアプリ「Camera Connect」だと閲覧しながらレーティングもできるのだけど、レスポンスが悪い。なので、状況に応じての二択で使用してきました。テザー撮影で閲覧しながら、撮影者もPCで確認できて、クライアント&モデル側にもイメージ共有できてレーティング情報を残せるってのが理想でした。クライアントに見せながら撮影して、その中からレーティング情報を元にこちらで良いカットをセレクトして作業。このほうがスムーズに進むケースがほとんどです。
やっぱりこれかぁ、、、
で、見つかったのがやっぱりCaptureOneで、CapturePilot(iPadアプリ無料、canonのCamera Connectみたいなやつ、しかも複数台つなげられる)ということになりました。このCapturePilotサーバー機能、ローカルLANの中でWebブラウザでも閲覧できるので、2階でブツ撮りしてるのだけど、1階のPCで閲覧、レーティングできたりします。
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Capture One pro 22
中判カメラ、デジタルバックなどで有名なPhaseOne社の製品。昔、一度だけでの撮影現場で中判デジタルバックを見たことがあります。当時645、67と読んでいたブローニのカメラは触っていたので、それのデジタルもあるんだ!と。値段聞いてびっくりした記憶が。街のカメラのキタムラであつかってるような代物ではないです。そういうカメラ用に開発されたのが始まりなようですが、守備範囲を広げてここまで来てるようです。スタジオで照明焚いての撮影用、まさにプロ用のアプリですよね。グラビア撮影などで凄く便利なんだろうなと思います。
それもあってか、使っている人が多くなく、情報も少ないので敷居が高いんでしょうね。値段も高いですが。自分は買い切りにしました。現状のR5はこの後4〜5年は使うだろうから、アップグレードもしないで良いとなると、買い切りのほうが安上がりと判断しました。バージョンアップは割引で出来るようなので、数年後のバージョンアップでも良いだろうと判断。毎日のように撮影があり、毎年のようにカメラを買い替え、買い増しがあるようなプロの方ならまだしも、そこまで撮影機会があるわけでもないので、購入をためらっていました。
結論から言って総合的にコレが一番いいです。現像はLightroomよりキレイだと感じます。いろいろレビューありますが、解像感がいい。RAWデータの解釈の仕方がメーカーによって違うのでしょうという感じです。もっと早くにふんぎりつけて購入すれば良かったと後悔するソフト。難しい分類のアプリですが、Lightroomで現像できるようになってからだったら大丈夫だと思います。(脳内で機能を翻訳できると思います。Lightroomで言うところの「アレね!」みたいな)プロまでいかないけど、趣味レベルの人だと、ちょっと悩む値段だと思います。現像のためだけにコレは高いと思います。
購入の決め手はテザー撮影でした。かなり特化されてます。撮影、構図確認、修正、以後同じ修正を自動で適用、レーティング、セレクトがとてもスムーズ。
Canonだと、このバージョン22から無線でも有線でもテザー撮影ができ、レスポンスもイイ。ボディ内のカードに保存できなかった現象も修正されてるようです。撮影中にiPadでの閲覧も可能になる(複数台でもOK)、というところが決め手でした。
Lightroomのように、キーワードでのデータ管理は出来なくはないですが、不得手な印象。なので、Lightroomで管理、CaptureOneで撮影、現像にシフトしていく予定。多くのレビューでもあるように、カタログでは無く、セッションでの利用がいいようです。
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Windows版のCapture Oneでサーバーを立ち上げるとき、iPad側で繋がらない現象が出ていました。いろいろ探ってみると、ポートナンバーが表示され、任意で変更もできるのですが、そのポートがファイアーウォールで開放されていないと、接続できないようです。開放したらiPadから閲覧できるようになりました。
ファイアーウォールはシステム環境設定から。C1に外部からのアクセスを許可するようにすれば良い
後日ポートナンバーの箇所に入っている数字を削除してみたら、AUTOに変わり、以後は自動的に繋がるようになりました。