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退職代行利用がバックグラウンドチェックで判明

昨年は、退職代行業者を利用した退職者が目立った年でした。
この業は日本特有の職業の様で、海外にはありません。
以前、アメリカの掲示板型ソーシャルニュースサイトで「日本には、退職代行という退職の専門家がいる。どう思う?」と言ったテーマが投稿されました。
その投稿は、日本の労働者は職場を簡単に退職できない、が前提にされており、コメントも様々あったようです。
コメントの中には、日本で退職を申し出れば「ハラスメントが行われる」「裏切り者扱いされる」等の日本の職場環境の悪さも投稿されていました。
しかし、私が行ったバックグラウンドチェックの結果では、その様な企業でないにもかかわらず、無断欠勤後の退職代行を利用した従業員がいました。
業者利用例として「安全の為に声を掛け合い返事をハッキリするように」と指導をしただけで「声の掛け合いが負担。ハラスメントである」を理由に代行業者を利用した人や、いい加減な仕事ばかりをしていた事を咎められるのに嫌気がさし業者を使い退職した、等の道理に合わない利用が聞かれました。
何れも後始末を他に押し付けたまであり、利用者の責任感を疑う様な退職ばかりです。
劣悪な環境の職場がある事は事実であり、日本社会において代行業者は必要な業種だとは思います。
ですが、利用をする人には筋を通した(データ等を隠匿しない、貸し出した備品は返却、引継ぎ資料の有無の報告等)利用をお願いしたいものです。
なお、私が行った調査のほぼ全てが、責任逃れでの利用や、社会常識に対する認識の欠如でした。
一調査員として、この様なトラブルの発生防止の為にバックグラウンドチェックをすることをお勧めします。


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