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バックグラウンドチェックは迷惑退職防止に有効

そろそろ5月病になる新入社員が現れ始めています。
5月病になったとしても正規の手続きを踏みきちんと退職できる者もいれば、「ばっくれ退職」で逃げるように辞める者もいます。
ばっくれ退職は、若い人に多いのですが、中年の従業員がする事もあります。

以前の採用調査(バックグラウンドチェック)では、無断欠勤後そのまま音信不通になり、本人の荷物(内容ほぼゴミ)も職場に置きっぱなし、というケースがありました。
しかも、本人と連絡が取れていない為、まだ退職の処理も済んでいない、との事。
この対象者の年齢は50歳代で、管理職候補でした。

別の調査では「定年まで働きます」と豪語し、1週間程出勤。その後の出勤はなく、しばらくして弁護士から退職の意志の連絡があり、職場に置いてある個人荷物を送ってほしいとの事。
そして、何やら労働基準局に会社に対する苦情も申し立てていたようです。
なお、労基は、会社に落ち度なし、と判断したそうです。
これは40歳代の男性の例です。

高学歴の中年世代でも身勝手な退職方法をとる者はいます。
退職を希望するには、それなりの理由があるのでしょうが、周囲に迷惑を掛けるのはいただけません。
特に長い社会経験を持った者なら、何が迷惑行為かを理解していて然るべきです。

従業員がこのような迷惑な辞め方をしない様に「雇う前に調べる」は、先々への人材コストの削減につながります。

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