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量より質とは言うけれど[子育て小話]


我が家の夫は育児をよくやってる方だと思う。
どのくらいやってるかと言うと私が朝早く家を出て一泊二日して深夜に帰ってきても平気なくらいだ。本当に最初に比べたら頑張ってる。

そんな夫。夏休みの時期は仕事の関係で家にいる事が多く、子ども達からの人気もママより上回る時もある。
けれど9月、10月と過ぎ、今は11月。
子ども達からは「お母さんがいい〜!!」と叫ぶ事が増えた。

原因なんて1つしかない。そう、仕事が忙しいのである。
土日出勤も増えると下の子が夫から隠れる場面もしばしば。
最初は「チビ達いなくてのびのびできていいわぁ」なんて言いたげな顔で過ごしてたが、最近は子供たちの嫌がりようがすごく、焦ったような顔を見せる事も増えた。
因みにママがいなければ夫の話を良く聞いて過ごしてるとの事。2人揃うと「お母さんがいい」になるのだ。

ここで最近の育児論の中にある「量より質」論がいかがなもなか、となってくる。
その理論なら夫はここまで嫌がられることもないはずなのに、1日のうちで30分も会えない日が3ヶ月続いただけでこんな事になるのだ。
もちろん今出してるのは極端な話。でも一緒に過ごす時間が短く、仕事で疲れた親が子どもの相手をするのはかなりの努力が必要だ。
本質は伝わらず耳障りの良い、都合の良い言葉が浸透する風潮はどうにかならないのだろうか…。

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