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人が宣う地獄の先にこそ、わたしは春をみる[虎に翼/ドラマ感想]

2024前期、朝ドラ完走しました。
全体の感想としては「もりもりドラマ」。
自分の忘備録としてあらすじ。

連続テレビ小説「虎に翼」。主演は伊藤沙莉。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ、一人の女性の実話に基づくオリジナルストーリー。困難な時代に立ち向かい、道なき道を切り開いてきた法曹たちの情熱あふれる姿を描く。

虎に翼 - NHK

ドラマの冒頭に憲法14条のくだりがある。ここにドラマが追い付くまでは主人公が主人公をしていた。
いや、家庭裁判所発足までかな?とりあえずそこまでは主人公の行動で周りも動いたような印象だった。
けど、仕事で地位を持ち家庭で一線を引かれた頃から主人公感がなくなったように感じた。傍観者感というか。そもそも登場人物が多すぎてそれぞれのエピソードを深堀りすると主人公の時間が短くなるし、作中にいなくなったと思ったら突然現れるし、なんか言ってる事コロコロ変わってるし、いつのまにか和解してるし…みたいな。
キャラぶれが激しいように見えるし、主人公の葛藤少なくない?って思ってみたり。
それを作中では「いろんな私がいた。それも全部わたし」みたいな纏め方してて、それはそうなんだけど、脚本の穴を主人公に補完させた感はあるかな…。

予想だけど、脚本はドラマで放送された倍くらいあって、それを削って削って出してるからなんだかおかしくなってるのかな?と。
内容は面白かったし、かいつまめば全部よかったのに、ストーリーとしての繋げ方がいまいちで本当に残念。

人生はみんなが主役はそうなんだけど、ドラマはその誰かにスポットライトを当てる作業だから欲張るのはよくないんだろうなぁと思った。

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