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『日向坂で会いましょう』でみる君たちはまるで違っていつも通りで

今回も『日向坂で会いましょう』おもしろかったですね。

2024年12月26日に行われた東京ドームライブにスタッフとして春日が同行する模様を届けた【春日をドームに連れてって!完結編!!珍しくLIVE裏側に密着しましたSP】。月並みではありますが、日向坂46最後の一期生の卒業を控えたこの瞬間に、日向坂46とオードリーが共演する姿を『日向坂で会いましょう』で見れたことがうれしかった

日向坂46のライブは過去2度参加したことがあり、2022年東京ドームで行われた『3回目のひな誕祭』ではオードリーとの共演が見られると思っていました。けやき坂46から日向坂46へ、その間ずうっと目指してきた約束の卵で開催される初めてのライブ、あるならここだろうと思っていました。

『日向坂で会いましょう』で知ったわたしにとって彼女たちのキャリアハイ、その証明はオードリーの存在なくして完了しませんでした。しかしそれは叶わなかった。いま振り返ると、グループとして確固たる自立を証明するためにもあのライブは彼女たちだけで成功させるべきだった。

思えば彼らの共演が意味することは、大きなプロジェクトを共同制作するということは、すなわち仕事を任せるに値するグループだと評価されたことになります。つまり同じ舞台に立つということは、駆け出しだったけやき坂46がオードリーと対等な位置に立つに値する評価を受けたということになります。成長への評価、成果を見られることがアイドルを見守る醍醐味であり、わたしはうれしいのです。

それから時は流れ、【所沢フレンドパーク】企画の景品を決めるルーレットに「オードリーANN出演権」が赤く差し込まれていました。またしても日向坂46とオードリーが接近するチャンスがきました。

当時もテレビに出ずっぱりだったオードリーの根城であるオールナイトニッポン。そこに日向坂46メンバーが侵入できるかもしれない。彼女たちがそこに到達するということは、コツコツと積み重ねてきた努力の果て「日向坂46が売れた」ことの至上の証明になるとおもい、大変心が躍りました。

結果は残念だったけれどチャンスを与えられた事実は彼らの間にある信頼は確かなものだと語ってくれた。それだけでもわたしは満足していました。

わたしは日向坂46とオードリーの共演を望んできましたが、その理由はいまひとつわかりかねているところです。両者の共演は先述のとおりキャリアハイの証明でもありますが、それ以上に、単にこの両者のことが好きでたまらなかったのだと思います

テレビに出始めた15年くらい前から好きだったオードリーとハチャメチャに奮闘する日向坂46。彼らが楽しそうにつくっている『日向坂で会いましょう』という馴れ馴れしい関係。その妙にわたしは見事にハマった。

このテキストは『日向坂で会いましょう』を観たわたしのおもしろかった/好きな気持ちをしたためるために続けてきました。でもどうしておもしろかったのかを満足に言えた試しがありません。いつだってわたしの伝えたいことは非言語的な何かでしかありません。

だから今回の『日向坂で会いましょう』なんです。実はわたしはこのライブに参加していません。なのでオードリーと日向坂46が東京ドームで共演する顛末を直接目撃することは叶わなかったけれど、今回放送された映像はすべてがわたしの非言語的な何かでした。

今回の企画は春日の奮闘によってバラエティ番組のテイをなしてはいたけど、その実態はメイキングビデオでした

長年番組を共に作ってきた同士だから見せてくれる笑んだ顔はドームアイドル・日向坂46という肩書きを下ろした屈託ない素顔。春日自身も裏方の職務じみながら応じる。長々と喋り、グダグダと愚痴をこぼし、大きな声でふつうの事を言う。いつもの『日向坂で会いましょう』、よくあるメイキングビデオのシーン。

それなのに、どうしてこんなに嬉しくなってしまうんだろう。

テレビ用のいつもの横柄な態度でありながら、その手仕事はぎこちないけど嘘がない。素直でいられない不器用さの隙間に彼の父性を見た。今回のカメラマンが春日で良かった。春日を代表とするオードリーの父性がこのメイキングビデオに大きな意味をもたらしてくれた

当日わたしはライブに参加することなく待望の光景に立ち会えなかったけれど、こうして『日向坂で会いましょう』で見られたことに意味があったような気がする。わたしの肉眼ではなく大好きなテレビ番組で見る、もしかしたら当初からずっとこの光景をこうやって見たかったのかもしれない。東京ドームで共演する日向坂46とオードリーはわたしが見始めた時とはまるで違っていて、いつも通りでした。

先週の記事でわたしはひなあいnoteの終了をお知らせしました。その次回で偶然にもこんな回に巡り合えたわたしは果報者です。これからも最後まで『日向坂で会いましょう』の好きなところを存分に語っていきます。

(おしまい)

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